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モニターアームが届いた。 彼が仕事帰り、さっそくワークスペースにあるデスクに設置した。こういう作業をしている彼を見ていると、黙々と、かつ素早くできる様が確認でき、わたしと脳の作りが違うのではないかと毎回感じ入る。 設置の結果、デスク上のモニター台が撤去され、想像以上にデスクが広くなった。ワークスペースには、同じ型のデスクが2つあって、島のように向かい合って配置されている。各々好きに使っていて物が置いてある状態でも十分広かったのに。 モニターは浮き、ほぼ360度で位置を変
すごい先だと思っていた友人の披露宴が迫ってきていて、新札の準備などしなければとちょっと焦る。あと3月の足音がすごいしてくる。仕事で何かしら調整するとき、今月中に設定することが少なくなってきた。 ややバタついているときに、普段より早くことを済ませられるとうれしい。たとえば自炊。簡単で、でも食べ応えのあるものを、ということでずいぶんと久しぶりに厚揚げ入りの豚キムチを作る。 実家で暮らしていた頃、一時よくつくっていたメニュー。作り方は簡単で、豚肉を炒めて色が変わった後に、適当に
美味しいものを食べて喜び、ありがたい言葉をもらって恐縮し、かと思えば本当に思わぬことが起きて、大きな怒りや悲しみが生じて……と、なんだか公私ともに感情が複雑に入り乱れる2日間だった。感情の乱高下で、特に昨夜はぐったりとしてしまった。 ぐったりしているのだから、とにかく一旦眠ってしまえばよかったのに、テレビにYouTubeをうつしてぼーっとしていた。 ある連絡を受けて、怒りと悲しみでゴウゴウと耳の奥に嫌な雑音がして周りの音がどんどん遠ざかるような感覚になった。何かしたい、と
飛行機の窓際の席だったので、少し身を乗り出して窓から地上の様子を覗き込む。 雲が多いけれど、隙間隙間から地上が確認できた。山の連なり、その合間合間に明らかに人の手によって開拓された場所ーー舗装された道路や、住宅街のかたまり、幾何学的に揃っているように見える田園が見える。 その表面は白い部分が多い。席に液晶がないので、どこを飛んでいるのかリアルタイムで確認できないのだけれど、着実に北は北へと向かっていることはわかった。 飛行機から景色を眺めるとき、地上に雲が大きな影を落と
いま、引っ越してから通っているネイルサロンに行けるのが残り1回となってしまった。ネイリストの方が遠方へ引っ越すことになったためで、ずっとカウントダウンが続いていたわけだけれど、ついにゼロになる時が迫っている。 残り1回だけの施術であることがとても寂しい。あと正直、次のネイルサロンを探さなければならないことが面倒くさい。 引っ越してから自分の中で最も厄介だったのが、「行き着け」の再設定。今回のネイルサロンもそうだし、美容院や歯医者、眼科なども挙げられる。 どれもGoogl
ロイヤルホスト強化月間みたいな月だった。ロイヤルホスト愛を語るエッセイアンソロジー『ロイヤルホストで夜まで語りたい』に何度も出てくるメニューを食べてみたくなった。 イベントも多かった。でんぱ組.incのエンディングライブに行って、勢いで書いたnoteが下書きとして熟成され始めている。
両親やいとこたちと遅めの新年会があった。良い焼き肉を伯母が予約してくれたので、朝ごはんを減らして良いコンディションで店に向かった。 6人がけのテーブルが2つ用意された半個室に案内される。もうわたし以外は到着していて、親世代と子ども(と孫)世代にわかれて座っていた。子ども(と孫)世代のほうのテーブルに着く。 ランチのコースメニューで注文したと言われたので、飲み物を選ぶ。景気よく生ビール。大人のノンアルコール勢はラ・フランスを頼んでいて、自分だったら選ばないなあと思う。果物が
今日は先日の休日出張の代休。午前中から昼下がりにかけて、世田谷文学館で開催されている『森薫展と入江亜季展』を観に行った。 絶対に行くと息巻いていた展示会だったのだけれど、行こうとした矢先に延期せざるを得ないことが何度かあり、会期終了が迫る中、やっと行くことができた。 この2人の漫画家は同世代かつ同時期に同じ雑誌で掲載が始まる、といった具合で、文字通り同じ時代を生き、作品を世に放ち続けてくれている。デジタル技術が台頭する中手描きにこだわり続け、描き続けていることに感動した。
この間の土曜日、8日に高円寺にある書店・蟹ブックスで開催されたイベントに参加してきた。エッセイスト・古賀及子さんファンミーティング 「みんなの!好きな食べ物!発表会!」だ。 昨年末に刊行された本「好きな食べ物がみつからない」にちなみ、参加者24人分の好きな食べ物、どうしてそれを選んだのかについて、ひたすら古賀さんと進行役の蟹ブックス店主・花田さんが聞いていく。誰かが好きな食べ物を口にするたび、どよめきが起こる。今になって思うと、なんとも不思議なイベントだった。でもとても、盛
久しぶりに、以前所属していた部署の仕事をがっつりした。 わたしは、普段けっこうニッチな業界新聞の会社で働いている。新卒で入社してから3年ほどコア事業である新聞の編集部に所属していたのだけれど、新設された部署に異動になった。いまもそこに所属している。 異動した、以前所属していたといっても、厳密に言うと編集部にまだ籍は残っていて、一応兼部のカタチ。それに、「部署」といっても中小企業のなかでも「小」企業の部類なので、色々な部署の仕事を跨ぎに跨いでいる。横断しまくっている。小回り
白状してしまうけれど、ZINEの原稿がとても滞っている。エッセイ集(の予定)・半熟日和(仮)のほう。過去形で書けたらよかったけれど、現在進行形の話。 「あんなにたくさんnoteを書いているから、原稿はあるってことだね!」とけっこう言われるし、わたし自身もそう思っていた。取捨選択。再構築。いいじゃんいいじゃん!イケるイケる!……といった具合に。 ところが、いざ自分がこれまで書いてきたnoteを非公開のマガジンを使って仕分けし、Googleドキュメントで簡易的にリスト化してみ
以前、好奇心からXに搭載されているAI・GROKに、「わたしってどんな人?」と尋ねてみたことがある。搭載されてすぐ、一時的に流行っていた(とわたしは記憶している)もの。 回答はこれ。 特にロイヤルホスト、というあたり、わりと直近の投稿を参照しているんだなと思った。わたしの全ての投稿をさかのぼっての返事ではないような印象を受けた。 この質問をする前、ロイヤルホストって素敵だ! とよく投稿していたので、それが如実に反映されている。ただ全然違うじゃん!とも思わず、むしろ「ほう
家で作る、市販のルーを使用したカレーライスが食べたい。 猛烈にそう願いつつ、定時から1時間以内に退勤して帰宅しないと時間配分としても、やる気の面からも、作るのは難しいなあとぼんやり考えていた。 退勤自体は早めだったけれど、急遽靴を見る必要があって、ABCマートへ行く。今度の出張で、「スノーブーツがあった方がいいです」との助言があり、買えそうかどうか確認しに行った。もうスノーブーツのシーズンではなくなっていて、売っていない可能性が大きかったから。靴はネットで博打のように買う
また忘れていた、半径3メートル。 年に一度くらい、ハッとする。 休日出勤で、代休だった。朝は普段の平日と同じ時間に起床し、朝食を作り、食べた。食べているものを、純粋に「うまい!」と思えることに心底安心する。 洗濯物を干すところまで終えると、一気に気が抜けたのかぼーっとしている午前中だった。ため込んでいた漫画をiPadで読んでいたら充電がなくなって、途中で読むのをやめる。なんだか気だるくて、思い切って昼寝をする。 気づくと辺りはもう薄暗い。一時期より陽が落ちるのは遅くな