短くささやかな、逃避行のような。
「サボり」をした記憶が、あまりない。講義やバイトに足を運ばないとか、文化祭の準備を無断で休むとか、そういうの。むしろ代返したり、不在の人の代わりに右往左往していたことの方が多いかもしれない。
まじめだからとか、責任感があるとか、そういうのよりも、ビビりの要素が大きいとおもう。サボろうとした瞬間を誰かに見られたらどうしよう、告げ口されたらどうしようとか。何かに怯えて、軽やかさなんて全然なかった。
「サボり」の記憶、のようなもので、思い浮かぶのはマクドナルドの映像。社会人2年