「で」の有無だけなの。
「どっちでもいいです!」
ああっ!
ひゅー、ズドン。落とし穴に落ちてしまった。そんなに深くはないけれど、這い上がる気力が湧かない。
ちょっとした、メッセージアプリ内のやり取り。「AとBで悩んでいるんですけど、どっちがいいですかね?」といった内容の質問、その返事だった。
相手からすると、たぶん「どっちの選択肢でも問題ありませんよ〜! どっち選んでいただいても、文句はありませんよ〜!」という意思表示だ。わかってる。わかってるんだけど、なんなんだろう、このモヤモヤは。萎えてしまう感じは。しまいには、モヤモヤは膨れ上がり物悲しい気持ちになる。
全部が全部、こんな気分にさせられるわけじゃないんだけど。問いかけた内容にもよるんだけども。
「どっちでもいい」と言われると、瞬間的に突き放されたような、ないがしろにされたような気になってしまう。「まーなんでもいいです」ってお尻をボリボリ掻きながら言われたような、そんな感じ。
これが、「どっちもいい」だったらどうだろう。
「どっちでもいい」と「どっちもいい」。「で」の有無だけの違い。けど、だいぶ印象が異なるようにおもう。「で」一文字を無くすことで、「いや〜! どちらも捨てがたくて悩んじゃうな〜! どうしよう! どっちもいいね!?」という雰囲気にならないだろうか。どうなんだろう……。
こんなことを書いておきながら、わたしもたぶん良かれと思って「どっちでもいいです」と口をついてしまったり、送ってしまったことがあるんだけど……戒めとして、とりあえず書き残しておこうとおもう。
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