随遇而安ーー期待の対象は「未来」だけ。「現在」に期待を残さないこと
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【随遇而安】
ピンイン:suí yù ér ān
意味:どんな状況、どんな環境におかれても満足出来る。
『期待の対象は「未来」だけ。「現在」に期待を残さないこと』
何事も期待しない方が良いとよく聞く。
期待が大きい分、思い通りにいかなかった時のダメージもひどくなるので、いっそのこと最初から期待しない。
そうすれば、そんな辛さも味わずに済む、という理論だ。
なるほど確かに一理あると思い、私も一時は全てに期待をせず過ごしていたが、心が軽くなるどころかどんどん重くなっていった。
考えがみるみるネガティブになったのだ。
期待感があるうちは、少しでも良い結果を出そうと奮闘するもの。
その分経験値も増え、やる気アップにもつながり、日々の暮らしにハリが出る。
確かに目標達成出来なかった場合は落胆しがちだが、そこから失敗した要因を見直し、改善することでいくらでも更なる進歩を目指せる。
逆に「どうなっても良い」は、悪く言うと「どうにでもなれ」と考えているようなもの。
一見達観しているようだが、結構投げやりなところがあって、行動力も低下しがちだ。
このような状態が続くと、無気力になり兼ねない。環境に流されるままに生きるようになり、人生の主体性を失う。
だからやはり「期待を持つ」ことは大事なのだ。
そして期待外れの時に失望感に飲み込まれないよう、期待はあくまでも「未来」だけに対して。
「現在」に期待を残さないのがポイントだ。
どういうことかというと、
未来はまだ訪れていないので行動次第でいくらでも変えられる分、どんどんワクワクして希望を膨らませても良いが、
既に起こった現実についてはどう理想を思い巡らそうとも変えようが無いので、ありがたく受け入れた方が気持ちが楽なのだ。
「そう来たか!それでも良いね!」といった具合に。
未来に関しては、楽しみながら思い切り夢を描いた方が、今を生きる動力になって良いエネルギーになる。
但し実際に訪れた現実は必ずしも思い通りにいかない。
それでも、その時その時を味わって楽しもう、ということだ。
「期待する!」「期待しない!」とはっきり決めちゃうよりも、期待する対象やタイミングを上手に分けて柔軟に対応する。
その方がメリハリあって、明るい気持ちを維持しやすいのだ。
📚期待しつつも、期待に執着しない
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