#98 調達部という教育機関で猛勉強
(992字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
ここ数日、猛勉強をしている。
短期間でこれほどの量の知識を脳内に詰め込むのは、大学時代以来だ。
調達部の仕事をこなす為に、こんなにも学ぶべきことがあるなんて想像もしていなかった。
まず覚えておかなければならないことは、もちろん調達の心得。
業務の流れを一通り教わり、加えて調達担当で必要な姿勢や心構え、商談を行う上でおさえておくべきポイントを先輩社員から事細かく学ぶ。
そして次に身に付けるべきもの、それは製品そのものについての情報だ。
型番、用途、仕様、市場価格……
ほとんどが電子部品なので、ある程技術的なことも知らなければならない。
専門過ぎる部分は開発部の担当に聞きながら案件を進めることも可能だが、何も知らないままだとサプライヤーとの商談で何も言えなくなってしまう。
よって、物理や化学の基礎知識も不可欠になってくる。
最近のトレンドは専ら半導体であるので、これらの部品がどこでどういった働きをしているのかも調べる必要がある。
常に最先端のテクノロジーを取り入れたい為、業界に特化した新聞を毎日読むことも徐々に日課になりつつある。
加えて私が担当する分野は海外メーカーとのやり取りも多く、英語、中国語といった語学力も相変わらず必要だ。
輸出入も絡んでくるので、貿易、取引条件も頭に入れておかなければならない。
更に最近は為替が激しく変動しているので、レートも要チェックだ。
価格交渉においては、どの通貨をベースに決めていくのも考えないといけないのだ。
サプライヤー選定においては、決算報告書もある程度読めなければならない。
膨大なデータ、個々の数字に隠されている経営実態を掴み、安定な製品供給が出来る企業を選定し、社内の生産を維持出来るよう努めなければならない。
芋づる式で覚えるべきこと、学ばなければいけないことがどんどん出てくる。
入社してまだ3週間目だが、本棚にはもう5-6冊の教科書が並んでいて、スキマ時間を利用しつつ必死に読んでいる。
毎日クタクタだが、それなりに楽しんでもいる。
やはり私は新しい知識に触れるのが大好きなんだと改めて感じている。
今は右も左も分からず、しばらくは大変な日々が続くかもしれないが、
数年後これら全てに段々と慣れてきたら、恐らく私の人生史上最大の成長を実現出来るのではと今からワクワクしている。
頑張るぞ!
焦らず、慌てず、じっくりと。
継続して一歩ずつ積み重ねて、夢見る未来へと進むのだ。
📚学べば学ぶほど、学ばなければならないことが山ほど
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