優しい上司は時としてとんでもない結果をもたらすものです。
<おじさんDX Vol 28>
あまり笑えない話しですが...
✅厳しい上司と優しい上司
✅厳しい上司と優しい上司どちらが好きですか?
私は、あまり厳しい上司に出会った事がありません。
運がいいのか...私があまりものを言わせないような雰囲気があるのかも知れません。
一般的に上司の仕事を部下は、あまり理解していないケースが多いです。
部下に出来ない仕事が、上司の仕事と思います。
そんな思いでした。
やがて私は、上司と同じ立場になります。
仮に○○長としましょう。
同じような立場になると、発言の影響も社内で強くなりますし、仕事の内容も変化します。
そして責任も重くなります。
それまでの個人の能力でどうにかなった事も全体を考えて行動しなければいけません。
✅上司の仕事振り
前置きはさておき
同じような立場になったら...見えてきたのです。
この優しい上司が行っていた仕事...
私の上司像
✅現場の業務が円滑で尚且つ効率よく出来るようにする。
✅いざとなったら、自分の身を挺しても部下を守る。
たとえ話にすると、何らかの戦闘を行っていたとします。
私の部下は今、戦闘の最前線で戦っています。
敵は手ごわく、使用している武器は最先端の高性能。
それに引きかえ我が軍は、武器は旧式、弾薬も制限がある、戦闘員も少ない
不利とわかっていても、会社の為に戦っているのです。
やがて戦況は悪くなり、押され気味になります。
次々と倒れていく部下達。私も途中から前線に参加しますが、このままでは全滅してしまいます。
大本営に援軍を頼みますが、援軍は来ません。
隊長である私は、ここで部下に指示します。
『私がシンガリを務める!』
『君達は良く戦った!これから撤退行動をせよ!』
部下の中には「隊長を置いていけません!」という者もいたのですが、未来ある部下を死なせるわけにはいかない。
ですから私は、涙をこらえて部下を叱り、撤退させます。
目の前には大量の敵軍が...それでも、私は一歩も引く気がなく、敵軍に突っ込んでいくのです。
たとえ話が長くなりましたが、この優しい上司は、仕事が出来ないばかりに、部下よりも真っ先に自分が逃げちゃうのです。
運よく生還しても『無事だったんだね』くらいです。
✅上司を上司にしているのは...
上司のやっている事は、部下に大雑把に仕事を振るだけでした。
✅仕事は、ほぼ部下に丸投げ!
✅部下にフィードバックしない!
✅途中経過も確認しない!
✅自分の意見が無い!
✅アイデアが無い!
✅そして権限もない!
上司の上司に相談をしたい事がある場合でも、とりあえず話は聞くのですが、伝わらない。
おもいっきり、仕事の流れをせき止めています
そのような状態ですから、私の側ばかりに仕事が大量に流れて来ました。
そりゃ、取引先からも陰口言われるよね....。
✅「どうしてあの人が、○○長?なの」
権限も実際無いから、決裁を求めても即答できません!
毎度のように『確認してから返答します』の繰り返しをするだけなのです。
伝達の途中で話のニュアンスは変わるし、まるで性能の悪い伝書鳩。
伝言ゲームみたいなことをやってるから、どんどん部下達は、この優しい上司に相談しなくなりました。
でも...待てよ🙄🙄
この優しい上司をその役割にしたのは、経営者なのです。
こりゃ、駄目だ...😅