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金獅子賞全部みる

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ヴェネツィア国際映画祭の最高賞・金獅子賞の論評です。
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アン・リー監督『ラスト、コーション』上海を舞台としたラブサスペンス

<作品情報> <作品評価> 60点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> 上村 アン・リ…

ミルチョ・マンチェフスキー監督『ビフォア・ザ・レイン』突如現われたマケドニアの才…

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 「言葉」…

アレクサンドル・ソクーロフ監督『ファウスト』ゲーテの古典を映像化

<作品情報> <作品評価> 65点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> 上村 うーん、…

ルイ・マル監督『さよなら子供たち』ナチ占領下のフランス、子どもたち

<作品情報> <作品評価> 85点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 北林 戦時中の…

ジャ・ジャンクー監督『長江哀歌』圧倒的な映像美で紡がれる叙事詩

<作品情報> <作品評価> 55点(100点満点) オススメ度 ★★☆☆☆ <短評> 上村 少し退屈…

アルフォンソ・キュアロン監督『ROMA/ローマ』アカデミー賞を争ったモノクロの名作

<作品情報> <作品評価> 95点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らし…

アニエス・ヴァルダ監督『冬の旅』彷徨う女がたどり着く先は…

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らしい。ヴァルダのドキュメンタリーはどれも人の暖かさを感じる傑作だらけで大好きですが、本作はなかなかに厳しい話でした。しかしヴァルダの人間に対する愛はここでも健在。 道ばたで凍死している女が発見され、彼女に会った人々の話を聞くという話です。モナはどうして道ばたで死んだのか、彼女はどういう人だったのかを描き出していきます。 モナの生き方に否定も肯定もしない視点がすごく好きです

ホウ・シャオシェン監督『悲情城市』台湾を舞台にした一大叙事詩

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> クマガイ 人生…

ロイ・アンダーソン監督『さよなら、人類』ミニマルでシュールな北欧コメディ

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 初ロイ・…

クシシュトフ・キエシロフスキ監督『トリコロール 青の愛』フランス国旗をモチーフに…

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 ついに手…

クロエ・ジャオ監督『ノマドランド』広大なサウスダコタとノマドたち

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 フランシ…

ニキータ・ミハルコフ監督『ウルガ』美しい内モンゴルと揺れる家族

<作品情報> <作品評価> 60点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> 上村 ミハルコ…

【最速レビュー!】ヨルゴス・ランティモス監督『哀れなるものたち』私の性と生は自分…

<作品情報> <作品評価> 90点(100点満点) オススメ度 ★★★★☆ <短評> 上村 素晴らし…

アラン・レネ監督『去年マリエンバートで』映画史上最も難解!?

<作品情報> <作品評価> 80点(100点満点) オススメ度:★★☆☆☆ <短評> 上村 評判通りかなり難解ですが、何か記憶をめぐる話であることは理解できました。 一つのカットの中で人物の位置が変わったり、逆に人物の位置は同じなのに異なる時制に変わったりと混乱させられます。他のゲストたちは本当に実体として存在するのでしょうか。その意味でも『シャイニング』と近いかもしれません。彼らは実体のない幽霊、もしくは記憶だけのものかもしれません。 全ては若い男の妄想なのか。そ