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森七菜が元カノで、長澤まさみが婚約者。佐藤健が羨ましくなる「四月になれば彼女は」感想

映画本編は、しんみりしていて中々良い出来でした。

STORY:
「あのときのわたしには、自分よりも大切なひとがいた。
それが、永遠に続くものだと信じていた」
四月。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、
かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。
“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、十年前の初恋の記憶が書かれていた。
ウユニ、プラハ、アイスランド。
その後も世界各地から届く、春の手紙。
時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていた。
けれども弥生は突然、姿を消した。
「愛を終わらせない方法、それはなんでしょう?」
その謎かけだけを残して−−−−
春はなぜ手紙を書いてきたのか? 
弥生はどこへ消えたのか? 
ふたつの謎は、やがて繋がっていく。
「あれほど永遠だと思っていた愛や恋も、
 なぜ消えていってしまうのだろう」
現在と過去、日本と海外が交錯しながら、愛する人をさがし求める“四月”が始まる。

https://4gatsu-movie.toho.co.jp

川村元気原作、佐藤健×長澤まさみ×森七菜で紡ぐ現代的なラブストーリー

壮大なロケーションと美しい画作り、そして豪華キャストが彩る美しいラブストーリー。
鑑賞後感も悪くなく、特に30代以下の若年層に刺さりそうな作品に仕上がっています。

ただ、人物描写をひとつひとつ丁寧に行うので観る人によっては退屈しそうかも、という印象も。
ドンパチしたスケールの大きいアクションや感情の唸りが激しいラブストーリーが好みという人にはもしかしたら不向きかもしれません。

個人的には愛とは何か、恋とは何かという大きなテーマに対して緩やかなトーンで淡々と物語を紡いでいくことで答えを提示する、という本作の演出は非常に好印象でした。

僕の隣に座っていたカップルとか、刺さったのか二人とも号泣してました。
僕は泣きはしませんでしたが、結構グッと来ましたね。


森七菜の可愛さと佐藤健のカッコ良さが爆裂してる

本作のある意味欠点と言えるのが、登場人物のビジュアルが良過ぎること。

まず、佐藤健が爆カッコ良い。
というか、こんだけイケメンでカメラ好きというサブカルな一面があって精神科医で国立病院勤めててって、完璧過ぎて1ミリも共感できないんですけど。
でもまあ、リアル感ある演技してたのでなんとか許容範囲か(?)。
ほんと、横顔が美し過ぎて男の僕でも釘付けでしたよ。

で、森七菜の可愛さもちょっと特筆すべき点があります。
僕、元々彼女のファンでもなんでもないんですけども。
この作品で森七菜は佐藤健演じる主人公・藤代の後輩として登場するんですけど、言動とか仕草とかいくらなんでもイチイチ可愛過ぎるんですよ。
こんな後輩入ってきたら秒で好きになるわ。

長澤まさみももちろん美しいんですけど、役柄的に二人と比べると一歩引いた立ち位置にいたので「キングダム」シリーズの楊端和程の圧倒させる美しさはありませんでした。
それよりもむしろ一歩引いた演技をこなす彼女に役者としての幅の広さと言うか、強さを感じた気がしました。

出番は少なかったですが仲野大賀、河合優実、中島歩を配した若手サブキャス勢よみんな良かったです。
特に、中島歩演じる佐藤健の親友・ペンタックス(作中のあだ名)くんはキャラ的にも一番おいしかった。本作で彼の評価が爆上がりしました。

あと、森七菜の父親を演じた竹野内豊が大分怖いです。
というか、コイツがこの映画では悪玉感あるキャラなんですが最後放置でしたね。
そこはちょっとよくわかんなかったかな。


好みは分かれますけど、さすがヒットメーカー・川村元気のプロデュース作と感じる力作でした。

あんまり当たったないみたいですし上映される館数も減ってきちゃってますが、綺麗な映像を観ているだけでも結構心が洗われます。
興味がある方は行ってみて損はないんじゃないでしょうか。

…あ、そういえば今更記事タイトルの件なんですが。
流石に藤代は前世で徳を積み過ぎなんじゃないのか?

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