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人よりも、多くの人生に通りすがっちゃったな。

来月34歳、独身、男。
これが僕のスペックである。
三つの単語を並べただけで、比較的ヤバい。
次の『ノンフィクション』の取材は僕に来る可能性もある。

『ノンフィクション』で特集されていた婚活中の男性は控えめな感じでしたが、僕はかつて恋愛にアグレッシブだったので。元カノの数だけを増やしていってしまったなぁ、という感じです。

なんか、今考えると。
人よりも多くの人生にすれ違っちゃっただけって気がして、ちょっと寂しい気持ちもあります。

1979年に発表された久保田早紀の名曲、「異邦人」をご存知でしょうか。

この曲の中に、こんな歌詞があります。

あなたにとって私 ただの通りすがり
ちょっと振り向いてみただけの異邦人

この歌詞がもう、響くこと響くこと。
僕は彼女たちにとって、ただの通りすがりだった
んだなぁって。

まあ、通りすがるにしても数が多すぎるよな。
異邦人というか、在日外国人ぐらいの頻度で色んな人の近くを通りすがってる気がする。

そして、34歳も近くなると振り向いてくれる人も大分減る訳ですよ。『通りすがってるよー!!』って叫んでるんですけど。気付け。

まあ、だからと言ってこれまでの人生を後悔している訳では全くないんですけど。
…うーん、少しは後悔した方が良いのか?

ここまで来たら、ビザ取って色んな人とすれ違ってやるわ。
この記事を見てくださっている皆さん、僕とすれ違ったらあなたの人生への出演料をください。

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