マガジンのカバー画像

小説、のようなもの

27
物語になりきれない物語たち
運営しているクリエイター

#青春

幸せなら、音楽なんて必要ないよね

『本当に幸せなら、音楽なんて必要ないと思うんだよね』 そう言った君の言葉が、何年経っても…

oil
5か月前
38

あれは、恋だった。

仕事終わり、最寄駅から家への帰り道。 公園の近くを通りかかった時に、ふと昔見た風景がフラ…

oil
5か月前
29

言えなかった気持ちは、ため息に変わって消えた。

「何飲む?」 僕がそう聞くと、彼女は食い気味に答えた。 「ビール!」 その勢いに、思わず…

oil
1年前
115

僕と君はカタラーナとブリュレのようで

「カタラーナとブリュレって、何が違うか知ってる?」 彼女にそう聞かれた時、僕は少し考える…

oil
1年前
52

【短編小説】さよなら純真

「こんなことなら、最初から好きにならなきゃ良かった」 「それ言うの、今日だけで何回目よ」…

oil
1年前
25

君の好きな音楽を好きになりたかった

「好きなバンドとかいるの?」 大学の時付き合っていた女の子に、そんな質問をしたことがある…

oil
2年前
74

僕と家庭教師の不思議な関係~後編~

時は2005年。 当時15歳の僕は、様々な事情からイケメン家庭教師の家に通うようになり。 そして、ある日彼のセフレである女の子と出くわしてしまった。 こちらの記事の続きとなります。 その日から、僕と先生と彼女の奇妙な毎日が始まった。 明るめの茶髪と大きな黒目が印象的な彼女は、ギャルっぽい性格で。僕とも案外すぐ打ち解けた。 話を聞くと、なんと彼女は教職を取っているらしく。 授業を時々手伝ってくれるようになった。 僕は先生に数学、彼女に英語の教えを乞うようになっていった。

ストーリー・オブ・ファーストキス

「まだ着かないの?海」 こういう時は、大体言い出しっぺが一番最初にボヤき始めるものだ。 …

oil
2年前
30

笛の音が聞こえたら、どこでも飛んでいくから

実家の僕の部屋には、木で出来た笛が置いてある。 吹くと、フクロウの鳴き声に似た音を奏でる…

oil
3年前
58

「18、19の時付き合ってた人と結婚する人って多いよね」

大学生の時、付き合ってた彼女に言われた言葉。 結局実現することはなかったけど。 彼女とは…

oil
3年前
212

【短編小説風】追いコンって、追い出したくないからやるんだろ

「誠二、来るの遅い!」 扉を開けると、いつもの2人が待っていた。 健人と亮太。僕が大学で…

oil
3年前
28

【短編小説風】まだ恋は始まらない

仕事で疲れた体を、引きずるようにしてアパートの3階までたどり着いた。 僕は、好きでもない…

oil
3年前
24

【短編小説風】僕らの指輪物語

「いけると思ったんだよな…」 ジョッキを置いた蒼介は、そう言ってため息をついた。 今日だ…

oil
3年前
31