【精神科医の読書術 基本3】「速読」より「深読」を意識する~「深読読書術」
・本は「議論できる水準」で読め
私が考える「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」、そして「内容について議論できること」です。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいる意味がないのです。
・「速読」ではなく「深読」を目指せ!
本から学びと気づきを得て、「議論できる水準」にまで内容をきちんと理解するように「深く読む」読み方。こうした本の深い部分までを理解する読み方に、私は、「深読しんどく」という新しい言葉を使うことを提案したいと思います。
本を読む以上、それが自分の血となり肉となるような読み方をしなければいけません。成長の糧にならないような浅い読み方では意味がないのです。
-速読で10冊読んでも、1冊も「深読」できていない読み方。
-ゆっくりと1冊だけ読んで、その1冊を「深読」する読み方。
どちらが自己成長につながりますか?
「深読」は、読書の必要条件です。「深読」できるようになってから、より速く、よりたくさん読む、「速読」「多読」を目指せばいいのです。
【深読読書術。】
「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑著 より
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