笑うマトリョーシカ/空っぽな人間
時折、たまにしか観てなかったテレビ番組の、なぜか最終回だけ気になって観ることがある
今回は「笑うマトリョーシカ」
「僕にも自分がわからない、何をしたいのか」
というような内容の台詞
そういえば、この類の人間に出会った事がある
あのなんとも言えない
完璧なまでに作られた一挙手一投足が
若い頃には分からなかったけど
人生の年輪が増えていく中で
あれ、ん?が何度も繰り返されて
やっぱり、言葉にできないけど何か違和感が
何が?どこが?
分からない。。。
私の感覚的なもの
目が黒くて光を反射しないように見える
あくまで、私の私見
やがて、同じような眼を持つ人が現れ
共通項が見え出す
心より物欲なのか?
「笑うマトリョーシカ」の清家の言葉。
「権力は蜜の味がする」
空っぽの心は
空っぽになってしまうに至るまでの無数の傷みで
人の心を受け入れることができなくなってしまったのか
ヒエラルキーで比べる思考を刷り込まれ
権力によって得られる優越感が幸福感となるからなのか
・・・・・
ふと思った
自己肯定感が低いと言えるうちは
肯定感を高めればいいけど
もはや
「自己」が認識できなくなってしまったら
低いも高いもなく
空っぽって
魔物に狙われやすいのか
それとも、魔物になる条件なのか
・・・・・
人はマトリョーシカじゃなくて
表情も気持ちも変わり続けるもの
それを人間らしいというのかな
とりあえず
空っぽまでは至らなかった自分に乾杯
いろいろあったけど。
低くければ高める可能性はあるってことだ