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【詩】『 』っぽい服。

四季の四季らしい色をまとった街。歩くひとびと。見られる日本の今日は冬。春はピンクに夏は青、秋は茶色に冬は白。目に見える景色に混ざる権利を与えられたわたしたちの特別な365日。季節の個性を大切にしながら、季節に染まって無個性を嬉しがるひとは、個性を探すひとと同じくらいかわいい。服と季節の組み合わせって、地球とお洒落してるみたい。そんなことを渋谷の顔して言うきみは、冬に赤。おめでたい景色がここに広がっていて、あたりは夏。照れる冬の嫉妬。

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小鳥遊 ゆに (Yuni Takanashi)
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