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大学生と中学生が考える❝キャリアフォーラム❞第1回開催レポート



とある中学校で、「働く事へのイメージ」を聞いたところ、ネガティブなイメージが75%でした。

自身の講演前後のアンケート結果より

これをみて皆さんは、どう思いましたか?

変わって、講演後に中学生に相談してみました。
「いきいきと働く大人を増やすためにどうしたらいい?」

素直な意見・アイデアにハッと気づくことが。

―総合的な探究とインターンシップの要素を掛け合わせた地域学習での抽象的な(より大きく汎用性を高めた)学びが、キャリア・他教科とうまく繋がらず生徒の学びが止まってしまうことがある。

そんな中学校のお悩みに対し、あえてその授業とは別枠で、授業での学びについて示唆しながら、このフォーラムでの学びを授業に。そして授業での学びをキャリアに横断応用させる事ができるように。

評価も競争もしない【ナナメの存在】として大学生を起用し、生徒の学びを加速させる・・・

大学生と中学生が考える❝キャリアフォーラム❞

を実施しました!


まずは、思い溢れる「校長先生からの挨拶」、大学生からの自己紹介。

ご自身の経験や願いから、キャリアフォーラムへの思いや期待をお話いただき、開始にあたり生徒のマインドセットを。
学生時代の同級生のことや、それをふまえ大切だと思うことなど、熱いお話でした。
当日、関わるのは教育や探究に関心ある大学生たち。
学生団体での活動や個人の活動など「絶賛成長途中」でありながら、目標に向かう姿はきらきら。
でも、今日はそことは違った魅力もみせてもらいます。
対象は中学2年生。160名ほど。
事前に生徒から大学生に聞きたいことをアンケート回答してもらい、それにこたえながら自己紹介。自分の質問への回答に喜んだり、大学生への親しみが生まれたのでは?


自身の体験の物語から。 

自己中時代から、他己中時代。
そんな中でも出会いや悩みがあったからこそ、自分の見方や出会いの大切さについてわかったことを、大学生から話してもらい、生徒に今回のフォーラムがどういきるのか?想像してもらいました。

今回の開催趣旨を自分の経験から話すことで
よりキャリアフォーラムへの理解を深め、生徒が関心を持って聞く姿勢作ります。


短編小説から好きな物語を選ぶように。教えるのではなく自分を振り返り、語る。

大学生たち5人が、1人ずつ4分程度で「自分のもやもやしたこと、出会いにより気づいた事、これからのワクワク」を話してくれました。
大人よりも身近な自分の将来像として、大学生の経験談を聞く事で、考える・変わる事への肯定感と未来へのワクワクをつくり、生徒の振り返りや想像を促します。

もちろん、すごい!成功ばっかり!でも真似できない!という遠い話ではなく、好きなことがみつからない。過去のいじめ。やってみて実際どうだったかなど、少しかっこつけすぎないように自分を振り返り。

話を聞いたら、2分間のメモや振り返り時間も。
自身の活動に関連する、カヤックをもってくる大学生も!
生徒は、「なにあれ?!」と大興奮。
魅せ方も様々。そこから学ぶこともあるのかな。
大学生のニックネームを覚え、一緒に身体を動かしたり
テンションもあがってきた!


相談からはじまる関係。こたえのない問いに皆で見つけあう。

今回徹底したのは、「自分たちは先生ではない事」と
「きらきらした部分だけ見せるのではなく、等身大の変化や成長途中の今を見せる事」。

後半は、各クラスでグループに分かれて、1クラス1名大学生が担当し「最近、人との間でもやもやした事」について、その時の状況と自分がどう思ったのか?を話して

・相手はどう思ってたんだろう?
・自分は本当はどう思ってたんだろっ?
・お互いからみても、同じ答えになる「事実」はなんなんだろう?
を相談し、皆で話し合うことで
様々な出会いや意見、選択肢の中で悩む際、役に立つよう「事実・解釈を分けて整理」できるようになり「解釈の幅を広げる」ワークを行いました。

事実と解釈の考え方を、「バナナ」を使い皆で実践。
解釈は、「お腹が減ってバナナ食べた」「〇〇くんがバナナをうまそうに食べた」。
しかし事実は、「欠けたバナナを持った人」。
皆飲み込みが早く、「そういうことかー!」という声も。

友達が、久々に電話できたのに生返事で悲しかった。恋人にやきもちを焼いてしまい焦っちゃう。
気を使ったのに、断れてショック。バイトの帰りが遅く、親に叱られて全然自分の事わかってくれないと思っちゃう。など
身近な「人とのすれ違い」に、中学生が共感し、それぞれの立場になって考えて自分の意見を大学生のもやもや解消のため、話し合います。

「それめっちゃムカつく!かわいそう!」
「自分も、ちょっとわかる・・・」
「事実ってなに!?むずー」「事実は、これだけやんな」
「あ、そういう事か」
「どういうこと??」
「こう思ってたんちゃうかな、相手は」
「こう思っちゃうかも」
「聞きやすいようにもうちょい寄ろ」
「みんな、ちゃんと聞こーや」

まとめ

最後に、感想シェアとアンケートのお願いをし
全体の振り返りを行いました。

休憩中や終了後には、大学生にサインを求めたり、お話したり。
これまでにない体験にワクワクしてくれたらうれしいな!


終了後のアンケートから

楽しく、皆と自分を広げることができ「物事の捉え方」や「協力の大切さ」を感じてもらえる会になったようです。
また、大学生側にも学びがあり、よい「関係性」でのキャリアフォーラムとなりました。


自分自身の発見

開催での気づき、そしてこれまでの活動からの気づきを、「三重県小中学校長会」でお伝えさせていただく機会がありました。

もちろん、全部が成功ではなかったので、しくじりや裏側も…笑
そこで、シェアさせていただいた内容がこちら。

じゃあ誰とやればいいのか?
よくあるご質問に自分なりに考えてみました。

年下であっても、面白く学ぶものがある。
まずは、最後まで「きききってみる」こと。

そうする事で、リスペクトとフラットな目線で考え合う事が実現できるのではないかと感じています。
今後も、沢山の人とともに発見していく事。続けていきたいと思います!


【当日のタイムスケジュール】

13:40~13:43  校長より開会挨拶
13:43~13:50  今日の流れ、自己紹介
13:50~14:05  オープニングトーク

14:05~14:10  休憩

14:10~14:50  大学生の経験談ピッチ~もやわくトーク~

14:50~15:00  休憩

15:00~15:20  ワークショップ「~わけわけワーク~」
15:20~15:30  感想シェア・振り返りとまとめ

実施依頼やご相談は、ギャップで学習ナビゲーターまで!


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