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課題はつきない
いつもの年より、少し早めにスタートした
2024年のオリーブオイルも、
数点を残して、その殆どを送りきった。
今年は値段改革をして、
料金の中に送料を組み込む…という事をしてみたのだけれど、
その送料がビックリするほど上がっていて、
何より、
「リモート地域手数料」なるものが発生していて
それが、例えば本当に遠隔地ならまだしも、
東京近圏にもかかっていたことには驚きが隠せなかった。
それでも、発送してからわずか3〜4日ほどで届けてくれるのだから
そのスピード感は、増しているような気さえする。
今、日本では、郵便配達なども人手不足で
手紙を送るのに近県でも1週間ほどかかるのだと知ったのは、
最近のことである。
だから、多少の金額を負担しても
イタリアから日本まで、お客様に早くお届けできるのは
ありがたいことなのかと思う。
液体を送るので、その梱包には
極力、「丁寧に」を心がけているのだけれど
どうしても、「気圧」という問題を解決できないでいる。
オリーブオイルは、「缶」を使用しているのだけれど
光の影響を受けにくく、酸化しにくいこと
また、重量を軽くすることと、割れの問題を回避するという利点はあるものの、
配送の状況によって、「気圧」に負けてしまう問題がある。
缶が大きく凹み、ひどいと液漏れしてしまう。
液漏れについては、瓶のボトルも、同様の問題がある。
国を超えて運ぶのに、この「気圧」の問題をクリアできる方法を
いまだ見つけられない。
バッグインボックスというのが最近ではあるのだけれど、
「エキストラヴァージンオリーブオイル」としての規定は、瓶か缶に限られている。
おそらく、紙の容器とて、圧力によって液漏れするのは同じだろう。
「缶が凹んでいました。」と教えてくれるお客様のほとんどが、
快諾してくれることに、ありがたく思う一方、
なんとかしたいと思わずにいられない。
課題は、相変わらず、つきないのである。