マガジンのカバー画像

本のこと

22
読んだ本の感想です。
運営しているクリエイター

#note毎日更新

弁護士で作曲家の高木啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール/高木啓成#64

弁護士で作曲家の高木啓成がやさしく教える音楽・動画クリエイターの権利とルール/高木啓成#64

わたしが著作権フリーのサイトへ音楽を登録し始めた数年前と比べると、DTMをする人も動画クリエイターとして活動している人もかなり増えている印象がある。

わたし自身も音楽を配信していると、「これって違法じゃないよね…?」という疑問が浮かぶことはよくある。どういった権利が自分にあるのか、制作する際に契約はどうするのかといったことまでかなり分かりやすく書かれている。

著者自身が弁護士であり、作曲家でも

もっとみる
色の辞典/新井美樹#60

色の辞典/新井美樹#60

たしか、この本は熊本市内の長崎書店で購入したのだったと思う。

長崎書店は上通りというアーケード街にあり、置いてある本が芸術的なものが多いように思う。流行ものというより「こんな本あったんだ」という他の書店にはない品揃えで、つい長居してしまう。

その中でもこの「色の辞典」は、オシャレなカバーに窓が開けられていて、本体表紙の色鉛筆がのぞく仕様になっていたので思わず手にとった。

数ページめくると、「

もっとみる
塩狩峠/三浦綾子#51

塩狩峠/三浦綾子#51

三浦綾子の作品との出会いは、「氷点」だった。

遠藤周作と同じく、大学時代にハマった小説家の一人で、「氷点」「道ありき」「この土の器をも」などを読んだ。

その中でも「塩狩峠」は、1966年4月から約2年半かけて月刊雑誌「信徒の友」に連載された小説だ。

あらすじ
大勢の乗客の命を救うため、雪の塩狩峠で自らの命を犠牲にした若き鉄道員の愛と信仰に貫かれた生涯を描き、人間存在の意味を問う。
結納のため

もっとみる