![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102560091/rectangle_large_type_2_08e49abb2c1fa24d2e512dc38cb3b0e6.jpeg?width=1200)
「古紙になるはずだった本」を買ってみた話
先日、久しぶりに無印良品によって
何気にふらふらと商品をみていたら
古い本が目にとまった──
『古紙になるはずだった本』
MUJIBOOKSはたまに手に取ってみていたけれど
ここまで古い本が目についたのははじめて。
![](https://assets.st-note.com/img/1681018437519-wN32cwClTq.jpg?width=1200)
たくさんつくられ、たくさん捨てられる。
これは、本の話です。
”古紙回収にまわる約1万冊の本を、次の読み手へ。”
僕は週に一冊ペースですが、数年前から”紙の本”を読む習慣がある。
昔はデジタルでペーパーレスでタブレットで本を読むようにしていたけれど
なかなか続かなくて
紙の本を触りながら
その感触を楽しんで読み進むことが楽しくて
それが習慣になってきている。
その紙の本のストーリー
たったの1日で約1万冊の本が古紙回収になっているという
![](https://assets.st-note.com/img/1681018437766-He6hfa0YL4.jpg?width=1200)
その中から救い出された本がここにあった。
『日本の文学』
見た目はいかにも古い。
手に取ってみると
すごくしっかりとした作りで
僕が持っている最近の本なんかより
ずっと歴史と重みを感じる。
![](https://assets.st-note.com/img/1681018457887-cH4YzxTNLh.jpg?width=1200)
カバーの箱から本を取り出してみた
しっかりとした背表紙は
蔵書として、宝物にしたくなるような感触だった。
思わずそのままレジに持ってゆき購入。
うちに帰ってゆっくりと読んでみたくなった。
![](https://assets.st-note.com/img/1681018471369-Km6mGxbztH.jpg?width=1200)
家に帰ってゆっくりと慎重にページを開いた
少し茶色くなっている紙は
古紙になっちゃうのはもったいない
そこから救われた本だった。
短編の小説がたくさん入った『日本の文学』という本
普段はもっぱらビジネス書を読むことが多い僕にとって
ゆっくりと時間をとって、じっくりと味わいたい本だなと思いながら
ゆっくりとページをめくる──
一気に読むわけでもなく
数ページだけでも文字を拾うように読むと
知らなかった時代の、知らなかったストーリーが広がってくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1681018554086-8HUNdDT7nC.jpg?width=1200)
やっぱり──
自分が生まれる前に初版発行・初版印刷されたものだったんだ
丁寧に作られた本は
古い本でしか感じられないことがたくさんあるように感じた。
ゆったりと時間をとって
僕が生まれる前にできたストーリーを感じて
サステナブルな紙の本の世界に浸りたいと思った。
![](https://assets.st-note.com/img/1681018566321-LryGbnFpUT.jpg?width=1200)
©️2023 Mahalopine
いいなと思ったら応援しよう!
![Yukihiro🧸](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94877864/profile_99a3d0bffeae404208facf4eb3193f0f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)