鈴木優希(すずきゆうき)| LGBTトランスジェンダー(FTM)

LGBT・トランスジェンダー(FTM)🏳️‍🌈43歳 元女性で今は男性に戸籍変更。10代の頃から性別に悩み、ホルモン治療や性転換手術を受けました。これまでの経験からLGBTQや経営するオナベバー・レズビアンバーのことを書いていきます。 LGBT社会人交流会「BRUSH UP」主催。

鈴木優希(すずきゆうき)| LGBTトランスジェンダー(FTM)

LGBT・トランスジェンダー(FTM)🏳️‍🌈43歳 元女性で今は男性に戸籍変更。10代の頃から性別に悩み、ホルモン治療や性転換手術を受けました。これまでの経験からLGBTQや経営するオナベバー・レズビアンバーのことを書いていきます。 LGBT社会人交流会「BRUSH UP」主催。

最近の記事

  • 固定された記事

鈴木優希の自己紹介

鈴木優希(すずきゆうき) 生まれた時の名前 鈴木英理子(すずきえりこ) 1980.12.21生まれ 愛知県名古屋市中村区で生まれ育つ 豊臣小学校 日々津中学校 山田高校 中退 科学技術学園高等学校通信制課程 名古屋美容専門学校卒業 美容師免許所得 美容学校入学で、一人暮らしを始めるまで 公務員の父 専業主婦の母 珠算塾を営む祖父と祖母  2つ上の姉と7つ下の弟と暮らす。 性別の違和感は、幼稚園の頃。 好きな人は、幼稚園の女の先生だった事をハッキリ覚えている。 そ

    • チャレンジする力

      僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女として生まれたが心の性別である男に戸籍を変えて生きている。FTMトランスジェンダー。 鈴木優希 1980年生まれ 仕事は地元名古屋で同じLGBTQの子を集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 そもそも僕は「FTM」「LGBTQ]「トランスジェンダー」であることを「売り」にした仕事をしている為、セクシャリティによる生きずらさを感じることは少なくなったが、 LGBTQと言う言葉も生まれ、生きやすくなってきた印象

      • 生きづらさを減らす

        僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。生まれた時の性別の女から心の性別である男に戸籍を変えて生きている。鈴木優希 1980年生まれ。 生きづらさと共に生きてきた人生。心と体の性が違う僕は物心ついてからずっと「生きづらさ」と共に生きてきた。 何をやるにもついて回る男女の区別。 家族にも打ち明けることが出来なかったから、毎日毎日一人で悩んだけれどどうにもならない現実。 思春期になると周りは「恋愛真っ只中」僕だけ置いてきぼりの気分だった。 この頃が生きづらさの最高潮だっ

        • 40代トランスジェンダー。これからどう生きる?

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女から男に戸籍を変えて生きている。1980年生まれ 鈴木優希 仕事は「自分らしく生きる場所」をテーマに地元名古屋で同じLGBTQ当事者を集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 40代 今何を思う。性別違和の悩みで一杯だった10代 もがきながら辿り着いた自分らしさを見つけた20代 やりたい事を本能のままに貫いた30代 そして今40代。 経営している店もなんとか18年目を迎えることが出来た。 良い事も悪い事も

          憧れと現実。そしてその狭間で

          僕は女から男に戸籍を変えて生きているLGBTQでいうTであるFTMトランスジェンダー。鈴木優希。1980年生まれ。 仕事は地元である名古屋で同じLGBTQ当事者を集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 結婚は一度。お客様として出会った女の子と結婚したが僕の浮気で離婚。 バツイチ。 「男としての教育をしていない」カミングアウトした後の僕に母が言った言葉だ。 当時の僕にあるのは若さだけで世間を知らずに、知った気になって生きていた私の将来を悲観したのだろ

          みんな弱い。

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女から男に戸籍を変えて生きている。鈴木優希。1980年生まれ。 「弱いと公言している人に寄り添う事も大切。 でも強く明るく見せていたらその人は果たして本当に強いのか」 僕の仕事は接客業。 同じlgbtqの当事者を集めて地元名古屋でオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。ここ最近はお店の宣伝広告と求人募集の為にTik TokやYouTubeでの発信にも力を入れている。 ストレス発散や娯楽で僕の店を選んでくださるお客

          仕事はエンタメ

          僕は女から男に性別を変えて生きているFTMトランスジェンダー。鈴木優希1980年生まれ。仕事は地元名古屋で同じLGBTQを集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 夜の商売で求められるもの。それは、心地の良い時間。 家で飲めば1000円のお酒も繁華街で飲むとその何倍ものお金を支払うこととなる。その対価はお客様満足度でしかバランスはとれない。 新人研修で必ず伝える事、それは 自分はいらないということ。 VenusとWのキャッチコピーである 「自分らし

          この人生。生きる覚悟 

          僕は性別を女から男に変えて生きているFTMトランスジェンダー。鈴木優希 1980年生まれ。 仕事は地元名古屋で同じLGBTQの仲間を集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWの経営をしている。 ネガティブは何も生まない僕はずっと性同一性障害を抱えて生まれてきた事をマイナスに思っていた。 個性だ!とか自分らしさ。なんて思ったことは一度もない。 僕はずっと「みんなと同じ」が良かった。 みんなと同じように、心と体の性別が同じでいたかった。 女として生まれたなら、男の人を好きに

          だめんずトランスジェンダー。

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女から男に戸籍を変えて生きているFTM。1980年生まれ 鈴木優希 仕事は地元名古屋で同じFTMを主に集めたオナベバーVenusと系列店としてLGBTQを集めたレズビアンバーWを経営している。 系列店はオープンからまだ一年弱、オナベバーVenusは18年目を迎えた。 経営者と言ってもVenusに僕自身も店に立つ日々で自分自身もプレイヤーであるスタイルはこの歳になっても変わっていない。 自問自答はあるけれど、仕事に対してはいつの

          40代の水商売

          僕はLGBTのTであるトランスジェンダー。女から男に性別を変えて生きているFTM。1980年生まれ。鈴木優希。 仕事は地元名古屋でオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 高校バイトを中退後、バイトを転々として水商売に辿り着いた。 この仕事で生きていくと決めたのが23歳の時。そのタイミングで水商売をしたい事と心と体の性が違う性同一性障害であることを親にカミングアウトした。 その時、僕が選んだこの水商売という仕事に対して父から言われたのが「若い時しか出来ない仕事

          父の想い。

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女から男に戸籍を変えて生きている。1980年生まれ。鈴木優希。仕事は地元名古屋でオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。 18年目新たな挑戦今年2024年4月にオナベバーVenusは18年目をなんとか無事迎えることが出来た。 集客、求人の宣伝広告の方法も様変わりした。ホームページ制作、ホストサイトへの広告掲載からInstagramへ、今はTik Tokでの発信を主としている。 先日宣伝広告の新たな取り組みとしてYo

          失敗だらけの経営者

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。1980年生まれ。女から男に性別を変えて生活しているFTMトランスジェンダー。鈴木優希。 仕事は地元名古屋でオナベバーVenusとレズビアンバーWの2店舗を経営している。 失敗だらけの経営者 今回の題名通りの僕だ。 無知だから出来た開業26歳の頃、オナベバーVenusをオープンした。 準備も何もなく、ノリと勢いと意地だけで決めた独立だった。 無知が一番怖い。 それまでに店長という役職を経験させてもらって自分なりに責任を持ってやっ

          大丈夫。今が全てじゃない。

          僕は女から男に戸籍を変えて生きているLGBTのTであるFTMトランスジェンダー。1980年生まれ。仕事は地元名古屋で同じLGBTQ当事者を雇用したオナベバーVenusとレズビアンバーWの2店舗を経営している。 まだまだ若輩者ではあるが、今年44歳になる今、感じていることを記事にしようと思う。 人の目ばかり気にしていた学生時代 学生時代は人の目ばかり気にしていた。振り返ってみると幼稚園から高校中退までずっとそうだった。 【性同一性障害】という自分だけが感じる心と体の性が違う

          出会いは宝探し。

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。 女から男に戸籍を変えて生きるFTMトランスジェンダー。鈴木優希 1980年生まれ。仕事は地元名古屋で同じLGBTQ当事者を主に雇用したオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営。今年17年目を迎える。 出会いは人生の宝探し 昔小室哲哉さんが言っていたっけ。 その当時は、高校生位だったから、メロディーの好き嫌いで歌を選んでいたように思うけど、今は歌詞を重視してしまう。 昔、サラッと聴いていた曲も今の年齢で改めて聴いてみると、

          今、僕が想うこと。40代トランスジェンダー

          僕は、女から男に戸籍を変えて生きるFTMトランスジェンダー。鈴木優希 1980年生まれ。 仕事は同じlgbtq当事者を主に雇用したオナベバーVenusビーナスとレズビアンバーWダブルを経営している。 僕が生きてきた時代。まだまだ若いつもりでいるけれど、今年44歳になる。 20代のスタッフ達と現場に立っていると、ジェネレーションギャップを感じることもしばしば。笑 それは、LGBTを取り囲む状況も同じ。 今は、性別の違和感も「個性」と呼ばれる時代になった。 僕の時代は、性

          今、僕が想うこと。40代トランスジェンダー

          不自由を常と思え。

          僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。女から男に戸籍を変えて生きるFTM。鈴木優希 1980年生まれ。 今日の題名は僕のおばあちゃんからの教え。厳密にゆうと徳川家康の言葉で 戦争を経験したばあちゃんにはこの遺訓が心に響いたのか色紙に書き残していた。 その意味は 「不自由が当たり前と思えば、不満を覚えることもない」 確かにその通りと思うが、欲まみれの僕にはそれがなかなか難しい(笑) もっともっと良い思いがしたい! 欲があるから期待通りの結果が出ないと不満が出る。