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新規上場でnote広報がやったこと〜IPO冬の時代

新規上場でnote広報がやったこと〜IPO冬の時代

会社の株式公開、新規上場(IPO)のタイミングで広報は一体なにをやっているのか。

会社の体制、それまで築き上げてきたもの、会社のスタイル、広報PRへの期待、どの要素が変わるだけでもまったく違うものになります。

わたしの所属するnote株式会社が上場したのは、2022年12月21日。

それまでのバブルとも言えるようなスタートアップ投資熱が急速に冷えきった頃でした。上場準備自体はその前から長く進

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【なるべく意識を低く保て】 書けないと悩む人のための、原稿の書き方  : 〜雑誌原稿を実例に〜

【なるべく意識を低く保て】 書けないと悩む人のための、原稿の書き方 : 〜雑誌原稿を実例に〜

この記事は、執筆業を15年(専業5年/副業10年)ほど続けている人間が、どのように原稿を書いているかを解説する、執筆メイキング記事です。

私が2年、寄稿していた『本の雑誌』新刊レビュー原稿を例として、初稿から完成稿までどのようにバージョンを重ねているか、説明します。

◆【前置き】この記事を書いた背景◇想定読者

想定読者は、「原稿をなかなか書き出せない人」「原稿を書くのに時間がかかる人」「原稿

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現状の外のゴール設定について

現状の外のゴール設定について

現在認知科学に基づくコーチングを絶賛勉強中なのですが、その中での学び、気づきを備忘録として投稿していきたいと思います。

今回は、現状の外側のゴール設定について学んだことと発見をまとめていきます。※以下ゴールと言う言葉を使っていますが、全て現状の外のゴールを指します。

ゴールを設定しなかったら?ゴールの話をする前に、ゴールを設定しなかったらどうなるのでしょうか?

人が他の生物と一線を画す理由と

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私の役に立った結婚相手に関する26の質問

私の役に立った結婚相手に関する26の質問

以前書いたnoteが思いのほか好評であり、たくさんのスキやシェアをしていただいてとても驚いている。

「役に立った」とか「結婚したくなった」という感想を聞いて、とても嬉しかったし、私に素晴らしいアドバイスを残してくれた両親はじめ沢山の人生の先輩たちには本当に感謝しないといけないなと改めて思った。

こうなったら、私が教えてもらったことをもっと共有すべきかなと思い、続編を書くことにした。何しろ私はあ

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UbiePRチームが「PRオフサイト」でやっていること

UbiePRチームが「PRオフサイト」でやっていること

チームで働くって素敵なことですよね。
7年間3社で「ひとり広報」をやったからこそ、より強く感じています。

でも、ひとりにはひとりのハードシングスがあり、チームもまた然り。チームで働くのも決して簡単なことではありません。同じ目線を向き続ける必要があります。

わたしが所属するUbieのAffection Public Relations(PRチーム)では、定期的にPRオフサイトを開催しています。丸

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2022 LINE WORKS DAY 延長戦 〜 USER STORY Moderator’s Note 〜(前編)

2022 LINE WORKS DAY 延長戦 〜 USER STORY Moderator’s Note 〜(前編)

こんにちは。LINE WORKSのマーケティングチーム 田中です。

先日、ワークスモバイルジャパンが主催する、年に1度のLINE WORKSの大規模カンファレンス「2022 LINE WORKS DAY」を開催しました。

「LINE WORKS DAY」では、LINE WORKSの今年の戦略や新機能の発表、リアルユーザーさまが登場されるセッションなど、さまざまな内容を盛りだくさんに紹介していま

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わたしが広報を担当した1年間の記録|ガレージファクトリー

わたしが広報を担当した1年間の記録|ガレージファクトリー

こんにちは!ガレージファクトリーの七瀬です。

2021年10月で私がガレージファクトリーの広報を担当して1年が経ちました!おそらく私の人生で一番早い1年間だったと思います。

広報の仕事は会社によって色々違い、toCやtoBでもやり方が大きく異なります。

ガレージファクトリーは2020年7月に設立。そこから3ヵ月目で私がジョインしました。

1期目で広報をおく会社は前例がないのではないかと思い

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オリンピック開会式に葬送的過去を感じパラリンピック閉会式に祝祭的未来を感じることについて- 2021年8月の分水嶺-

オリンピック開会式に葬送的過去を感じパラリンピック閉会式に祝祭的未来を感じることについて- 2021年8月の分水嶺-

実は良かったよ、パラリンピック「パラリンピックの開会式、意外と面白いよ」見てみて、と友人に言われて見た人も多いと思う。

デコトラから「キル・ビル」のテーマソング「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」とともに布袋寅泰見参。

多くの人が、オリンピックの開会式閉会式は残念だったけど、パラリンピックの開会式閉会式は普通に感動した、という。

オリンピックに比べて関心が薄い

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「鉄の骨」 / 読書メモ

「鉄の骨」 / 読書メモ

父が池井戸潤さんの作品が大好きで、ほぼ全作品購入して読んでいる。

「鉄の骨」はそんな父のコレクションの中から、オススメされて借りたものだ。半沢シリーズなどと異なるのは、672ページと分厚いこと。読書家ではない私はなかなか手をつけられず、読み始めるのに時間がかかったが、読み始めてからはあっという間だった。

「鉄の骨」のテーマは「談合」だが、池井戸作品らしく会社組織、業界の悪しき構造、そして恋人と

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人は人と出会うべきなのか

人は人と出会うべきなのか

「というのも、各々は直接的に他者のうちに自分を知るからであり…しかもそれによって、各々が、他者もまた同じように彼の他者の内に自分を知るのだ」(ヘーゲル『イェーナ体系構想』法政大学出版局)

 「臨場性」はなぜ必要か

 コロナ禍の中で、心から消滅して欲しいと思ったのは「ハンコ」である。

 大学が入構自粛になっているのに、ハンコを押すためだけに出勤することの徒労感。そういえばうちの大学では、会議か

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