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民藝旅

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2022年5月の記事一覧

鳥取島根民藝旅3日目③

鳥取島根民藝旅3日目③

お昼どき、「objects」を出ていざ和菓子巡りへ!

外は晴天で暑かった。
市街地は観光客がちらほら見られたが、それでも土日にしては人は少なかった。
お目当ての和菓子屋さんの場所はほぼ同じ場所に集中していたので、一気にさっとまわるぞ!と意気込んだ。

①風流堂→②彩雲堂→③三英堂→④一力堂とはしごする。
この中でも「彩雲堂」と「三英堂」では民芸お菓子が販売されているので気になっていた。

残念な

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鳥取島根民藝旅3日目②〜圧巻のセレクトとストーリーが伝わる「objects」〜

鳥取島根民藝旅3日目②〜圧巻のセレクトとストーリーが伝わる「objects」〜

「と、都会にやってきた・・・!!!」

それが松江市の市街地にやってきた最初の印象だ。
鳥取市から出雲まで来て、今日は出雲から鳥取市までUターンの大移動だ。
これまで通ってきたどのまちよりも松江は大きかった。

松江での目的は、民藝のお店でも有名な「objects」に行くことと、和菓子屋さん巡りをすることだ。
松江は城下町でお茶と和菓子文化があるので、茶道をやっている自分としてはとても興味深い。

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鳥取島根民藝旅3日目①

鳥取島根民藝旅3日目①

朝8:15頃、早々にゲストハウスを出る。今日はやっと天気予報も晴れだ。
昨日、出雲市に入ったときに感じたけれど、出雲のまちはピンクの建物と田んぼが多い。「これは縁結びの神様として有名な出雲大社があるからか??出雲ってお米有名だったっけ??」と勝手にぐるぐる考える。

運転していると、キレイな宍道湖が見えてきた。宍道湖が目の前に見えるコンビニに車を止め、朝のコーヒーを買う。まだ少し肌寒かったからあた

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鳥取島根民藝旅2日目②

鳥取島根民藝旅2日目②

車の中でコンショドールの激うまパンをほおばりながら残りの時間の予定を組み立てる。

出雲民藝館は行く予定だったので、出西窯で教えてもらった出西織の多々納工房に寄ってから行くべきか、はたまた出雲民藝館に行って残りの時間は出雲大社に行こうか。
今回はあくまで民藝旅なので出雲大社はスルーの予定だったけど、出雲民藝館を見終わった後すべりこみで間に合いそうだったのだ。

結局、出西織に行くと長くなってしまう

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鳥取島根民藝旅2日目①

鳥取島根民藝旅2日目①

「たみ」をチェックアウトし、モーニングを食べに「アスコット」へ。
今では珍しいなんともいえないレトロな喫茶店に心躍る。

朝の8時半頃だったのでまだお客さんはおらず、貸切状態。
赤いベルベットの椅子がレトロでかわいい。写真を撮っていると、店員さんが「天気が良かったら空と湖が青くてきれいなんだけどねえ」と声をかけてくれた。優しい。

そうしているうちに注文していたモーニングが来た。
シンプルなバター

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鳥取島根民藝旅1日目②〜穏やかな宿、たみ〜

鳥取島根民藝旅1日目②〜穏やかな宿、たみ〜

倉吉から「たみ」へ向かう中、無事駐車場を見つけてたどりつけるのか。
なぜなら「たみ」の駐車場の場所がわかりにくいからだ。
案の定、駐車場を通り過ぎてしまい、付近で一時停止。

たまたま停めた場所が行ってみたかった「汽水空港」の前で「こんなとこにひっそりとあったのか!」と運命的な出会いに驚いた。しかしその日は休みだったので、とりあえず「たみ」の駐車場へ向かうべく、Uターンできる場所まで車を走らせる。

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鳥取島根民藝旅1日目①

鳥取島根民藝旅1日目①

ついに、この日がやってきた。
数年前からずっと夢見てた、民藝旅。
いざ、鳥取島根に行こうと決めたときも、交通の不便や距離もあることから断念しそうになった。
だがしかし、行きたい窯元への気持ちは熱かった。

天気予報をずーっとチェックしてたけど、予報通りの曇りと雨。
少し残念だったけど、こればかりはどうしようもないのであきらめる。

そして、いよいよ京都からはじめて「特急列車スーパーはくと」に乗る。

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二度目の再会、河井寛次郎記念館〜民藝旅 序章②〜

二度目の再会、河井寛次郎記念館〜民藝旅 序章②〜

民藝旅の前にまた訪れたいなとひそかに思っていた、河井寛次郎記念館。
以前訪れた際に感動し、京都の中でも特に好きな場所なので、改めてまた訪れてみた。

最近は、以前にも増して民藝の番組を見たり、本を読んだりしていたので、ほんの少し民藝や寛次郎に近づけた様な気がしていた。そんな状態の私が、今回の訪問でどういう風に感じるのか自分自身でも気になっていた。

二回目の訪問だったので、一回目ほどの驚きはなかっ

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丹波篠山で憧れと緊張の対面〜民藝旅 序章①〜

丹波篠山で憧れと緊張の対面〜民藝旅 序章①〜

松本民芸館を訪れてから約半月後、丹波篠山を訪れることにした。
当初、丹波篠山を訪れる予定はなかったけれど、近場で行ける場所を考えていたとき、丹波篠山を思い出した。
民藝のさんちでもあり、ずっと行ってみたいと思っていた場所だ。

当日、京都でレンタカーを借り、いざ出発!
運転になれていない私にとっては、京都市内の運転は難易度が高く、市内を抜けるのに時間がかかってしまった。
「もうすでに帰りたい、丹波

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民藝旅のきっかけ

民藝旅のきっかけ

長野の松本民芸館に行ったとき思ったこと。

「 いろんな民藝を見に行かなきゃいけない。」

すばらしい民藝の数々を見たせいか、もっとたくさん見に行かないといけない、と自然に思った。

その時の私は、これからの人生について絶賛模索中のとき。
住む場所や仕事をどうしようかといろんな場所を見たり、いろんな人の話を聞いたりしているうちに疲弊していた。

そんなときふと訪れた松本民芸館。
中に入った瞬間、ふ

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