鳥取島根民藝旅2日目②
車の中でコンショドールの激うまパンをほおばりながら残りの時間の予定を組み立てる。
出雲民藝館は行く予定だったので、出西窯で教えてもらった出西織の多々納工房に寄ってから行くべきか、はたまた出雲民藝館に行って残りの時間は出雲大社に行こうか。
今回はあくまで民藝旅なので出雲大社はスルーの予定だったけど、出雲民藝館を見終わった後すべりこみで間に合いそうだったのだ。
結局、出西織に行くと長くなってしまう可能性があるので(電話をして訪問可能か聞いてから行かなければならない場所なので)今回は断念した。
しかし、出西窯で初めて見た出西織があまりに美しくて目にとまったので、これは次は工房に行きたいと思った。
出雲民藝館は出西窯から車で20分ほどで近い。が、なんとも入り組んだ場所にあるのでこれまた細い道に入らなければ行けず、なかなかたどり着けない。
曲がる道を失敗しながらなんとかたどり着いた。民藝館というものは本当に住宅街の中にひっそりとたたずんでいる場所が多い。
入口近くの雰囲気がとても素敵で、わくわくした。館内は本館と西館と売店に建物が分かれており、どれも古い木造の建物で歴史を感じた。
けっこう広いのかなと思っていたけど、意外に小さくてびっくりした。以前訪れた松本民芸館とは違い、山陰の民藝がほとんどだった。
心なしか染織物の割合が多い気がした。
本館は二階建て、西館は一階建てで入口には様々な道具類が飾られていた。
西館は特に狭く、入ってすぐ島根の民藝が展示されており、奥は古い民藝なのか道具?がたくさん置かれていた。
最後に隣の売店へ。島根や山陰の民藝が色々売られていた。私は直接窯元に行くのでここでは何も買わなかった。
意外にさらっと見終わってしまい、近くの出雲大社に向かう。
到着したのが16時半頃だったので17時の閉門まですべりこみセーフ。
出雲大社がある場所は山に近く、曇っていたのでなんとも妖しい雰囲気だった。
巨大なしめ縄が有名な参拝場所まで歩く。
「あ!しめ縄だ!!・・・ん??」
しめ縄に感動するも何かおかしい。。。
しめ縄が思っていたより小さいのである。
「実際はこんなものなのか??もっと大きいと思っていたんだけど。。。まさか場所まちがえた??」と一気に不安になる。
「せっかく間に合ったのに閉門になってしまうーーー!!」
調べてみるとたどり着いた場所は本殿らしく、巨大しめ縄があるのは神楽殿らしいのだ。「え。。。それどこ。。。」と思っていたらすぐ隣にあり、ようやく巨大しめ縄を拝むことができたのだ。実際に見てみると本当に迫力がすごく、こんな大きなものが落ちてこず吊るされていることに驚きを隠せなかった。
そして、今日のゲストハウスに向かう。
出雲市駅の近くにあるが、これまた細い道沿いの場所でたどり着くのに苦労する。到着直前、一方通行の道に入ってしまい、通りすがりの地元の方が「ここは通れなくて、、、」と道の説明をしてくれた。なんて親切なんだ。
なんとか無事到着し、狭い駐車場で駐車にビビりながらもなんとか駐車できた。
夜、ごはんを食べに出雲のまちに出る。しかし、居酒屋が多くなかなかちょうどよいお店を見つけられず、結局ハンバーガーチェーン店に入る。ごはんを食べながら次の日の予定を立てていた。けっこうその土地のチェーン店に入って作業するのも好きかもと思った。あっという間に21時半になっていたので急いで帰りお風呂に入って寝た。
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