鈴木 優 Yu Suzuki

BB Trainer's代表 福島ユナイテッドFC トップチーム アカデミー ストレングス&コンディショニングコーチ チーム指導やパーソナルトレーニングを実施している中、日々思うことを綴っていきます。 主にスポーツ競技者に対してパフォーマンス向上を目的として活動中

鈴木 優 Yu Suzuki

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  • トレーナー活動の綴り

  • 県2部リーグからJ3リーグまでの歩み

    1つのチームで県2部からJ3リーグまでの15年間の経験を振り返ってみました。その中で起きたことや感じたことについて綴っています。

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#42 日本高校サッカー選抜チームにトレーナーとして帯同して感じたこと

Twitterなどでもご報告させていただきましたが、先日ドイツで開催されたデュッセルドルフ国際ユース大会にて優勝することが出来ました。 今回は、この日本高校サッカー選抜チームにトレーナーとして帯同して感じたことについてまとめてみたいと思います。 チーム構成 【選手】 その年の高校サッカー選手権に出場した中から選抜された選手で構成されますが、一部出場していない選手も含まれており、 私が帯同したのは主に高校3年生を中心としたU18チーム(U17のチームも活動している)で、U

    • #48 私が今の指導スタンスに辿りついた理由 (やりたくないことから考えてみる)

      春ですね。 みなさん花粉の具合はどうですか? 私の人生は小学生の頃から花粉との闘いだったのですが、 今シーズン、実はあまり症状が出ていないんです。 もちろん薬は念のため服用していますが、 例年はそれでも全く効果がなかったので、自分でも驚きと喜びを感じています。 おそらくお酒をやめて1年以上経つことや、 乳製品をあまり摂らなくなったことも関係しているかもしれません。 症状が辛い方もそうでない方も、 春という短い季節を少しでも楽しめることを 願っています。 さて今回

      • #47 選手が結果を出すためには、まわりとの信頼関係をどう築けるかが肝心

        お久しぶりです。 今年に入ってnoteの記事を書けていなかったので、 まず初めに簡単な現状報告をします。 ご興味の無い方は飛ばしてお読みください。苦笑 今シーズン公式の発表では 福島ユナイテッドFCのトップチームおよびアカデミーのS&C(ストレングス&コンディショニング)コーチ として主に活動しております。 その他、 ・仙台大学女子サッカー部 ・小中高校生 ・プロゴルファー 以上の方々へもトレーニング指導をさせていただいてます。 福島ユナイテッドFCトップチーム

        • #46 こどもの意志や選択をどこまで尊重するか

          こんにちは タイトルにもあるように、「こどもの」 とは書いていますが、私の仕事においては 「選手の」 と置き換えることもできると思います。 親や指導者として、私が直接こどもや選手に対してできることというのは案外少なく、私が直接関わらないようにした方が良いことの方が最近多いなと感じています。 放任ではいけませんが、どうやってこどもや選手自身がある程度の失敗も含めてさまざまな行動を起こしていけるかを考えると、 この、意思や選択をどこまで尊重するかのある程度のラインは決めて

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        #42 日本高校サッカー選抜チームにトレーナーとして帯同して感じたこと

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          #45 正論を振りかざさない

          こんにちは ようやく秋らしい気候に変わるとともに、 あっという間に秋も過ぎ去り、すぐ冬が来るんだろうな  と思いながら最近過ごしています。 実は今年の5月から、stand.fmから音声配信を継続しています。 毎日ではなく、基本は平日のみ(時々休み有)の配信をしているのですが、 今回は一部加筆もありますが、過去に配信したお話をnoteの記事にしてみようと思います。 もしお時間あれば、移動中やランニング中などにお聴きいただければ嬉しいです 最近読んでいた本 読書の秋 と

          #45 正論を振りかざさない

          #44「パーソナルトレーニングで健康被害多発」の記事を見て、競技スポーツ選手にかかわる立場から思うこと

          実際の記事はこちら 読んでみて課題と感じたのは、 ・提供側(トレーナー)の義務について ・受け手側のリテラシー向上 以上2点でした。 そして、これは一般の方向けのみならず、我々競技スポーツ業界においても共通する内容だったので、 今回は自分がパーソナルトレーニングを実施する際の心構えや、気をつけないといけないよな〜と感じたことを書いていきたいと思います。 競技スポーツ選手へのパーソナルトレーニング実施の際に気をつけていること 私は今回の記事のような運動不足解消やダ

          #44「パーソナルトレーニングで健康被害多発」の記事を見て、競技スポーツ選手にかかわる立場から思うこと

          #43 WEリーグチームに関わることで感じた魅力

          こんにちは。 先ほどTwitterなどでもご報告しましたが、 この度、私は約2年間携わりましたマイナビ仙台レディースのコンディショニングアドバイザーを辞任することとなりました。 今シーズンは昨シーズンまでの業務に加え、毎週1回のトレーニングセッションを担当させていただいておりましたが、シーズン途中でこのような形になってしまった事、スタッフや選手に対し大変申し訳なく思っています。 理由についてこの場では深くお話ししませんが、新監督のもと、チームは前に向かって進んでいっていま

          #43 WEリーグチームに関わることで感じた魅力

          #41「自主性を促す指導」について考えてみる

          最近はトップチームだけでなく育成年代のトレーニングに関わることが多くなってきていることから、 相手が考えられる余白を作ること(自主性を促すこと)ができる指導とはどんなものなのか? といったことを考えながら仕事をすることが多くなりました。 そのために指導者側が配慮しておきたいことは 以上の3つと言われています。 「自主性を促すこと」と「放任」 先ほどあげた3つ(信じること、教え過ぎないこと、見守ること)について、 その言葉のままを実践してしまうと、ただの放任になっ

          #41「自主性を促す指導」について考えてみる

          #40 自分の中に2つの異なる考え方を共存させておくこと

          こんにちは! Twitterでも不定期ではありますが自分の活動を投稿しておりまして、 先日、約1週間の日本高校選抜のデンソーカップへの帯同を終えたところです。 個人的には花粉に苦しませられた大会となりましたが、、(涙)(鼻水) 高校選抜として参加して3年目にして、大学生を相手に初めて1勝することが出来たのは本当に嬉しかったです。 2年に渡りこういった選抜チームに関わるスタッフ(トレーナー)として感じたことが色々あるので、来月のドイツ遠征が終わったらこのnoteでまとめて

          #40 自分の中に2つの異なる考え方を共存させておくこと

          #39 様々なカテゴリーに関わる中で感じた「選手によって異なるS&Cコーチに対するニーズ」

          昨日、福島ユナイテッドトップチームの2022シーズンの公式戦が終了しました。 今シーズンも応援していただきありがとうございました。 今シーズンから私個人としては、ユースチームの設立と共にアカデミーの専属S&C(ストレングス&コンディショニング)コーチとなり、トップチームへの関わり方が変わりました。 昨年から変化した私の業務内容 福島ユナイテッドにおける業務の変化としては、 【2021】 専属S&Cコーチとして全てのチーム活動に同行(週1回のU15TR) ・毎日のW-

          #39 様々なカテゴリーに関わる中で感じた「選手によって異なるS&Cコーチに対するニーズ」

          #38 魚を与えるのか、魚の釣り方を教えるのか

          最近私のTwitterのタイムラインに今回の題のような言葉が散見されたので、個人的に思うことを書いていこうと思います。 結論:相手の状況次第で変わる この言葉の通り、その相手の将来を見据えれば魚の釣り方を教えた方が良いですが、 ・釣竿や釣り針、糸や餌はあるのか ・その川(海)には、食べられる魚がいるのか ・そもそもその相手は、釣りができる状態なのか 大まかに以上のことについて考えた上で関わる必要があるように思います。 これを今の私の立場(S&Cコーチ)で考えてみ

          #38 魚を与えるのか、魚の釣り方を教えるのか

          #37 試合結果と感情

          こんにちは。 夏の暑さも少し落ち着いてきましたね。 引き続き熱中症にはみなさん注意してくださいね。 まず私の話になってしまいますが、現在私は主に3つのチームに関わらせていただいています。 そうなると、3つ分の試合結果があり、3つ分の喜怒哀楽を感じることができます。 全てサッカーチームなので、週によっては同じ日に全てのチームの試合があったりして、喜んだり悔しかったり、感情がごちゃごちゃになってしまう時も多々あります。苦笑 そんな試合結果によって生まれる感情に、私自身が

          #37 試合結果と感情

          #36 WEリーグ2021-22シーズンを終えて

          みなさんこんにちは。 先日、YogiboWEリーグ2021-22シーズンが幕を下ろしました。 マイナビ仙台レディースの最終成績は5位と、残念ながら目標に掲げていた優勝を達成することはできませんでした。 私はこのWEリーグ初年度を「コンディショニングアドバイザー」としてチームに関わることになり、チームのコンディショニングサポートや直接選手へのトレーニング指導などをしてきました。 今回はシーズンを終えて思うことを書いていきたいと思います。 チームに関わることになった理由

          #36 WEリーグ2021-22シーズンを終えて

          #35 試合に出ること以外、選手に成長できるチャンスはあるのか

          結論から言うと、個人的には選手は試合に出る機会がなければ成長はしない(成長するとしても緩やかに)と思っています。 今回は私がそう思う理由についてまとめてみました。 トップチームとアカデミーの体制とマネジメント方法の違い 先日、試合に出れなかった選手のマネジメントについてミーティングで話し合う機会があり、こんなツイートをしました。 引用元の動画もぜひご覧ください。 1つのチームといっても、育成年代では各カテゴリーごとのチームが存在します。 そのカテゴリーごとに監督が1

          #35 試合に出ること以外、選手に成長できるチャンスはあるのか

          #34私が思うこれからのチーム専属フィジカル担当コーチに求められる重要度が高い仕事

          こんにちは。 まずは2021シーズン応援いただきありがとうございました。 結果は5位と過去最高順位で終えられましたが、課題もたくさん出たシーズンとなりました。 良かった部分、改善が必要な部分を客観的に分析し、各自新たなシーズンに活かしていければと思います。 さて、話は変わりますが、先日noteの今年の振り返りのデータを見たら、今年アップした記事がたったの2件… 言い訳にはなりませんが、現在JACAという協会HPにて月に1度、私が日頃から選手に対して行っているトレーニン

          #34私が思うこれからのチーム専属フィジカル担当コーチに求められる重要度が高い仕事

          #33 現場で活動するトレーナーの方々に共通する課題

          前回の記事では、専門分野以外のことを理解することによって、元々の自分の専門性もより高まるのではないでしょうか?といったことについて書きましたが、 今回はその専門分野であるもののうちの1つについて触れていきたいと思います。 100%を出すこと さて、先日Twitterにてこんな投稿を目にしました 裕くんの投稿には毎回考えさせられていますが、この記事の内容についてやりとりをしていたところ、こんな返信をいただきました 育成年代に限らず、トップチームの選手であっても現役選手で

          #33 現場で活動するトレーナーの方々に共通する課題