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サウナを楽しんでもらう7つのポイント

最近「サウナを教えてください」と知人にお願いされることが増えてきました。

私は知人をサウナに連れていく時は「サウナにハマってもらう!」という気持ちよりも「また一緒に行こうね」に着地できるようにサウナに触れてもらうことに重点を置いて9つのポイントを意識しながら紹介をしています。

今回は、私が知人に教えているサウナを楽しむポイントをしっかりとアウトプットしたいと思い筆をとりました。


①サウナは我慢大会じゃない

私は知人とサウナに行く時、相手の様子を見て先に出るようにアクションを起こすようにしています。

時と場合によりますし、相手の性格にもよりますが、サウナに初めて触れる相手の場合「サウナ室にいる時間」は苦しい感情の方が勝るパターンの方が比較的多いかなという印象です。

相手から「教えてください」と話題を振った手前「限界だけど出にくい」だなんて感情を抱いてしまうとサウナが嫌になってしまう可能性もあるため、私は初回において5分〜8分の間には自分から先に退出するようにしています。

相手が「まだ物足りない」と感じていれば気の済むように入浴してもらい、内心キツかった可能性があるのであれば一緒に出れるように機会を作ることで「苦しさ」を少しでも軽減し、出ることへの気まずさも軽減する狙いです。

1回目はレクレーションの意味もありますし、「一緒にサウナを楽しむ」ことに焦点を置く場合、自身の満足度よりも相手の満足度が高いことに尽きます。

また、2回目以降に入る時は「サウナは我慢大会じゃないから出るタイミングは自由だよ」と伝え、目安となる指標として5分、8分、10分間隔で汗の出や脈の早さ、呼吸の苦しさ、集中力と相談して見ると良いことを話すようにしています。


②サウナ室ではリラックスしよう

サウナ室では極力リラックスできる状態でいることが好ましいため、座り方は個人の自由であることを伝えるようにしています。

※もちろん「時と場合によること」や「モラルやローカルルール」「極力避けるべき事」も伝えます。

私は上段に座る事が必ずしも全ての人にとって最善のサウナ術ではないと思っているので、温度帯の違いは説明しますが、基本的にそういう知識は後回しで、最初は最上段じゃない部分に一緒に座り、その後の感想次第で「上段行ってみる?」と提案をするようにしています。

まだ熱さの上がある楽しみや、下段でも十分にサウナは満喫できることを言葉ではなく体験で知ってもらうことでサウナ沼にズブらせようというのが私の魂胆ですが、本質的には「リラックスできる状態」こそが一番楽しいということを伝えたいのが本音です。


③時間に縛られずに入浴せよ

「サウナ10分、水風呂1分、外気浴10分」のような時間区切りのパターンが最もポピュラーなサウナ浴だと思いますが、私は最初に教えるときは「時間」という概念に縛られないようにあえて出る時間の目安は言いません。

聞かれたとしても「10分」のようなきっちりとした時間ではなく「大体時計の長針が8前後とかかな」のように膨らみを持たせるようにしています。

「後3分も入らなければいけないのか…」という苦痛を最初に抱いてしまうと次に繋がらないと思い時間についてはかなりアバウトにしています。

私自身、サウナでは時間を気にしないスタイルに移行し、今は何分入っていたのかを正確に記録していません。

せっかくあらゆるしがらみから解放されるサウナにいるのだから、時間からも解放されて、ゆっくりとリラックスする方が気持ち良いというのが私のサウナ道なので、教えてほしいという人には同じようにリラックスする時間を体験してもらっています。


④水風呂前は汗を落とす

これは絶対に教えなければいけないマナーです。

時々、私は汗を落とす時の「かけ水(湯)」をした方が水風呂は楽しめるのではないか?という仮説を持っているので、それを話したりしますが、基本的に「少しでも不快な感情を抱かない行動をすることでサウナは気持ちよくなるよ」という感じで落とします。

ちなみに私は「かけ湯」派です。

なぜなら、かけ湯で汗を落とすと体の熱は洗い流されず、水風呂に入った瞬間の冷たさが実温度よりも冷たく感じるからです。

実際に効果がるのかは分かりませんが、体感的にかけ湯の方が好きな気持ち良さなのでかけ湯をしていますが、教える時は水風呂に感動してほしいのでお湯で統一しています。

どのような方法であれ、汗を洗い流すことが当たり前として最初から根付くことで自然とマナーを守ように誘導することは教える側として絶対に守るべき行動です。


⑤水風呂は長居は禁物

水風呂に長居すると体調不良へと直結するので「絶対に長居は禁物」と教えるようにしています。

初めてサウナ体験をすると水風呂の気持ち良さに思わず長居しがちです。

そして体調を崩し、体が重くなったことでサウナへの嫌悪感を抱いてしまうというパターンだけは避けたいので、この辺りも伝えるようにしています。

といっても水風呂に入る時間もまた自由ではあるので、あくまで「長居は禁物」という形にしています。この辺りは人によるので「1分」のように時間区切りもできませんしね。


⑥休憩にこそ真髄あり

水風呂後の休憩はサウナ体験において重要な要素です。

私は必ず休憩するように促します。

促しますが、この時に会話をすると集中力が切れてしまったりするので、背中で行動を示す形で椅子へと足を運び、自ら休憩を行います。

真似してもらう形で体験してもらい、サウナの気持ち良さを身をもって味わってもらうことが目的です。

私は休憩推奨派なのでここは譲れません。

この時の休憩時間も特に意識しません。

好きなように休憩してもらって、落ち着いてきたらサウナへ向かう。

この時にどれだけ感動を与えられるかで後に影響していきます。


⑦サウナ後の水分補給、ご飯の美味さを体験してもらう

サウナ後の水分補給は格別です。

私もサウナ後に飲むドリンクが楽しみでサウナに通っている節があります。

ここは是非とも体験してもらいたいと思っているので、ドリンク片手に乾杯をしてサウナの感想を聞きます。

この会話が「また一緒に行こう」へと繋がり、そしてサウナ好きへと変化するきっかけになるといっても過言ではないでしょう。

人は「共通の価値を共有する」ことで仲間意識を感じ、体験そのものに価値を見出すようになるので、私はサウナ後のコミュニケーションを重要視しています。

そしてサウナ談義に花を開かせるためにご飯を食べにいきます。

ここで私は「サウナ後の飯は美味い」と思ってもらうことでサウナ沼へ落とすトドメを刺します。ここで「美味い」と思えばことある度に「サウナを挟んでから飲み会に行く」という思考回路に相手を変化させることができるのです。

だからホームサウナ周辺には一押しのサウナ飯を把握しておくことで、成功率の増加+尊敬を得ることができるでしょう。


サウナにまた行きたいと思ってもらえたら後はサウナを好きなように楽しんでもらおう

教える際に重要なのは「好きになってもらうこと」で、「またやろう」と思えることだと思います。

その際に干渉する頻度は極力減らし、自身の手で良さを体験してもらえるように導くことが普及活動と思います。

サウナを好きになってもらい、多くの人がサウナの魅力に取り憑かれてくれればカルチャーは安定し、成長し続けることができます。

ぜひ、サウナへの新しい気づきの参考になれば幸いです。


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S.Uto
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