「寝るのが怖い」を解放する五感アプローチ
なんだか怪談がが始まりそうなタイトルですね笑
夏にぴったりな怖い話、ではなくて笑、
今日は私が長年抱えてた睡眠の悩みについて話そうかなと思います。
昔はよく、夜になると「寝るのが怖い」という感情と葛藤していました。
もう少し言うと、夜更ししても、早く寝ても、睡眠の質が浅くて、
いつ寝ればいいか分からなくなって、寝るのが怖くなってしまったんです。
止まらない思考内トーク
まず、夜が近づくと、心のザワザワとともに思考が話し始めます。
「やろうと思ってたことが全然終わってないのに、早く寝るなんてだめだ」という罪悪感が寝ることに抵抗します。
次にやってくるのが、
「早く寝たとして、朝起きれなかったらどうしよう」という不安感。
その末に、葛藤の感情がグチャっと身動きを取れなくする。
「身体は疲れてるんだから早く寝た方がいいって頭ではわかるけど…涙」
当時の私のリアルな状態です苦笑。
そんな状態のあなただったら、早く寝ますか?
終わってない仕事や用事を済ませてから遅くに寝ますか?
どっちを選んでも、ぐっすりは眠れなかった
実は両方試した結果、どちらを選んでもぐっすり寝られませんでした苦笑。
どんな感じだったかというと…
心配症な方や普段の生活で責任感で緊張体質になっている方は、
こんな経験に心当たりがあるんじゃないでしょうか?
本能と思考の狭間で身動きが取れなかった
なんで、どっちを選んでも眠れなかったのか。
原因は、どちらの状態も「起きてない未来」を不安に感じ過ぎて、身体を余計に緊張させていたことにありました。
眠れたと言っても、緊張状態のまま寝ても睡眠の質は上がりません。
緊張状態では、本能の「休みたい」という声より「〜しないといけない」という思考の方が声が大きくなり、本能と拮抗し、行動に迷いが出る。
どちらを選択しても、脳は覚醒したままなので、夜中に起きてしまったり、寝た気がしないなどの睡眠の質に直結する。
こうした状況を自覚せぬまま、
だたネガティブな思考の声と、本能の葛藤の狭間でどっちのいうことを聞いたらいいの?と途方に暮れていたんです。
そんな状態から解放されたきっかけが、五感へのアプローチでした。
五感アプローチで、感覚に「ゆるみ」を与える
まずは、交感神経が過剰に働き、緊張のもととなる五感の刺激を調整しました。私の場合は、視覚と聴覚を酷使していて、「〜しなきゃ」という感情になる刺激を多く摂取していたので、そこから見直すことに。
一見なんてことない工夫に思えるかもしれませんが、ほんの少しの時間でもゆるむことで身体が安心するのがわかります。
そのうち自分に意識を向けることが上手になると、1日の疲労感が全然違うんです。
身体がゆるむことでやっと、心にもアプローチしやすくなります。
ゆるんだ身体で、心の本音を拾う、素直に従う
人はなんとかしたい感情や考え方がある時、解決策を思考で考えがちです。
なんとかしたい、と焦りや不安を抱えたまま、その感情に向き合ってもその感情を否定するだけで、「どうしたいか?」は見えてきません。
そもそも、思考と本能の葛藤の末に混乱していた私は
思考で本心を聞かせなさい!と問いただしても萎縮して自分の気持ちもわかりませんでした。
ただ、身体がゆるんだ後はどうでしょう。
安心感や穏やかな凪のような感覚に包まれて、もう一度自分の感情に目を向けると、絡まっていた本音が少しずつ解けていきました。
ぐちゃっと絡まっていた罪悪感、不安、理性、反省や自己否定の気持ちも、
その奥にはこんな想いが出てきました。
その本音を拾えたことで、それからは仕事したい時は夜更かししてもいいし、回復したいならスパッと切り上げて、眠りっていう最高のご褒美を味わうことにしました。
身体のゆるみが、心が鎧を脱げるようにサポートし、
本音を拾い上げて、その想いのままに行動する。
その気持ちよさが、怖いと感じていた
「寝ること」への感じ方自体を更新してくれました。
眠る心地よさは、五感を解放することが出発点
自分の体験も踏まえて、人には「抑圧」しているものが想像以上に多いんだと思います。
自分の本心に反して、結果的に抑圧行動を選択するか否かは、自分の身に起きたことをどう感じたかで変わります。
だからこそ、自分の感覚が過敏になり過ぎていたり、感じないように鈍くなっているか、その五感に意識を向けて本来の感覚をキャッチできるよう「解放」することが出発点になるはずです。
自分の感じ方は、その人だけのものです。
一般的な睡眠の質を上げる方法やセオリーはあれど、その人自身が自分の望むことを認識できて、その日その日ごとの「こうしたい」に素直に従って行動できることが一番大切だと思います。
眠るという人間が生きていく上で不可欠な営みが、心地よいと感じられる時間であり、次の日へ活力を補給し、新たな1日を始められるように。
体験談でもあるので、一つの参考としてお役に立てれば嬉しいです◎
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