300万人以上のユーザーが使う「お金教育」の4つの機能(Current)
お金教育のアプリでは何が出来るのか?それは「稼ぐ」「使う」「貯める」「運用(注1)」の4つである。欧米で普及し始めているお金教育のアプリは通常この4つの機能が付いてくる。この記事ではアメリカで第2位のユーザー数を誇る「Current」というアプリで出来ることをまとめる。
(注1)本記事で紹介する「Current」のサービスには「運用」機能はない。
「稼ぐ」
この機能は通常、家庭内での「稼ぐ体験」の事を言っている。通常2通りの体験があり、一つは「毎月の定額お小遣い」、もう一つは「お手伝いなどの報酬」である。ほとんどのアプリはこの機能がついており、保護者は子供の生活改善や勉強、更には家事手伝いなでに報酬を設定し、子供がそれぞれのタスクを完了したら、親のアカウントから子供のアカウントに「即時送金」されるような機能となっている。
「使う」
この機能が有効になるにはVISAもしくはMasterのブランドを利用した「デビットカード(注2)」が必要となる。ほとんどのアプリが物理のカードを発行してくれる。それにより、子供は自分の名前が入っている「VISAカード」もしくは「Masterカード」を持つことになり、お金を「使う」際はこれらのカードによる決済を利用することになる。
カードでの決済をすると、使用したらその通知が「保護者と子供」に通知がくるので、保護者は子供の出費の管理が容易になるという利点がある。
さらに親は「使う」際の上限金額が設定できたり、特定のお店での利用を「禁止」することもできる。例えば子供がゲームサイトや大人向けのコンテンツのサイトでお金を使うことを「禁止」する設定があったりする。
親が子供の「使う」を管理するという意味では非常に利便性が高い機能であると思われる。
ちなみに私の中1の息子は「Kyash」という電子決済サービスを利用しているが、子供の出費がスマホを見れば一目瞭然なのはやはり管理がしやすく、さらには教育しやすいと感じている。
(注2)「デビットカード」とは「口座の残金」から引き落とすカードとなる。すなわち、デビットカードを使用したら、即時にアカウント口座に入っている残高から購入金額が差し引かれる。VISAやMasterが発行しているその他のカードは「クレジットカード」や「プリペイドカード」となる。
「貯める」
通常「貯める」機能には「少額貯金」の設定が可能なアプリサービスが多い。その中でもCurrentの貯める機能には、「おつり貯金」サービスがあるのが特徴的だ。
この少額貯金が出来る「貯める」という機能は本当に素晴らしい!!!
私自身、「パソコン貯金」、「自転車貯金」、「本貯金」とか細かく途別に少額貯金をしたいと考えるが、通常の銀行口座にこのような設定はないので、なかなか管理が手間に感じ、少額貯金が実現に至っていない。
また、子供にこの「貯める」を教えようと思うと、実際の金額がスマホ上で見ることが出来ず、紙面上などでの説明となってしまい作業の手間を感じざるを得ない。
ただ、世界中で子供のお金教育が始まったでも紹介した「13歳からの億万長者」という本でも紹介があったように、「貯める」というのはお金教育の中ではとても大切なテーマであり、「貯める」無しのお金教育はない!といっても過言ではない。
この「貯める」の機能がIT化されるのは「貯める」の学習が習得しやすくなると考えている。利便性が高いとベストセラーになっている本貯金の項目に応じて銀行口座を作るなどして
「運用」
最後の機能は「運用」である。「運用」が出来るサービスは別途料金がかかる場合が多いが、「運用」には経験値が必要なことから、子供に「運用」の機会が与えられるサービスというのはやはり良い機能だと言わざるを得ない。
日本が高校生にFIRE教育をはじめるぞ!でも紹介してように、いよいよ来年から資産形成の教育が日本でも始まる。しかしながら、価格の上下運動が常に起こっている「運用」には、指導以上に経験値が必要になる。
今の日本は子供でも資産運用が可能な世界となっている。買い物で得た「ポイント」でさえ運用対象となっている。子供たちにFIRE教育のフルコースが提供できる環境が整っているのは本当に良い時代になったと感じている。
Currentを使って親が出来ること
*Currentのホームページより抜粋。翻訳はGoogle翻訳。
Currentを使って子供たちが出来ること
*Currentのホームページより抜粋。翻訳はGoogle翻訳。
Currentの利用料金
*Currentのホームページより抜粋。翻訳はGoogle翻訳。
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