「利己的な遺伝子」と「生存機械」 : G.C.ウィリアムズによる審問とハミルトン革命、そしてドーキンス #Selfig (0) | エボサイマガジン
- カート=コバーン / Nirvana
-ノエル=ギャラガー / Oasis
・今回のテーマソング:Live Forever / Oasis
・まずはこちらから:
tool 6:✔️「利己的な遺伝子」と「生存機械」(The Selfish Gene & Survival Machine)
さて、これまでも述べてきたように、
われわれエボサイコロジストが探求する「進化心理学/Evolutionary psychology」という1990年代に創始された学問は、「進化生物学/Evolutionary biology」という、1960年代の終わりに(ダーウィンの志を受けついで、いざ改めて)枠組みが構築された学問を基礎として成立したものだ。
俺たちサピエンスの正体とは何だろうか?───“盲目の時計職人”によって組み上げられた「生存機械(Survival Machine)」だ。
「生存機械」だって?:ああ、その通り。その言葉の意味はこれから説明する。
進化生物学者のリチャード=ドーキンスが述べた言葉に、以下の有名な一節がある。
* R.Dawkins 1976
俺たちは「ロボット」だって?非常にSF的だ────しかしこれが真実だ。このドーキンスの言葉の意味をざっくり理解するのが、今回のシークエンスの目標となる。
それでは、こんな話から始めよう。
かつて、われわれホモ=サピエンスは、太陽は地球の「ために」周りを回っているのだ、と考えていた。
もちろん、現在ではその主従(=主人と召使いの関係)は逆転している。
じゃあ「遺伝子」と「生物個体」の関係はどうだろう?とドーキンスやハミルトンは考えた。
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