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珠玉集

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心の琴線が震えた記事
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2023年12月の記事一覧

自分内おしゃれ史に残ってる服たち

ときめく服を買いたい!! 好きな髪形にしたい!!! 唐突な大声失礼しました。  この間、高校時代の友達と韓国に旅行に行った際に、プロの方にアイドルメイクをしてもらうアクティビティをした。日本語対応が可能なサロンを探し、事前にLINEで予約して、当日のためにお肌の治安を守ったり、当日着るための服を考えたり、どんなメイクや髪型をしてもらおうかと一生懸命考えたりして、旅行当日の日が来るのを待ち侘びた。  旅行2日目の朝イチ、通勤ラッシュに飲まれながら狎鴎亭ロデオまですっぴんで必

ローローさん「エジプトの輪舞」出版

こんにちは、超ド級のKindle作品のご紹介です noteの世界でコアなファンを持つローローさん 急にnoteの世界から離れ連絡が途切れました。 そんな彼女が1年半ぶりにnoteに復活! そして、その充電期間になんと なんと 超大作を書いていたというから驚きです。 その作品こそが3部作を予定しているエジプトシリーズなんです。 ローローさんと言えばエジ! エジ話がとても面白い方 独特な奥深い考察力と鋭い視点で切り込みながら、どこかチャーミングなお話で展開するnote

2023年 #小説 noteまとめ100作

今年もたくさん読みました。 + 「noteで小説書いても読まれないよね」 「がんばって書いても読まれないとくるよね……」 「うっし、ならば年の瀬100作品読もう!」 ……と、3年前にはじめた小説noteまとめ100作。今年もやってきました!どこかにいるかもしれない100ファンの方々、お待たせいたしました! はじめたときと比べて、note公式さんの年末まとめに小説カテゴリ定着したり(うれしい!)創作大賞めちゃ盛り上がったりと、noteは小説読めるよねの空気感じる今日この

noteとの付き合い方【雑感】

 政治家のパーティー券が話題になっていますね。私は政治に興味がないので、ホテルで派遣の仕事をするまでは、政治家のパーティーとは「地元の政治家と意見を交換するなどして、楽しく会食する宴会」だと思っていました。なので、人数分より少ない&ショボい料理を見た時、すごく驚いて夫に話したのです。すると、「資金集めの為の口実だから、料理はどうでもいいんだよ」とのこと。そうだったのか…。パーティー以外でも、地元の政治家(県会議員と国会議員)は皆さんホテルの常連だったので、裏の事務所で働いてい

唇よ、熱く君を語れ

 小牧幸助氏主宰による、『シロクマ文芸部』。  とても門戸の広い企画でありつつ、執筆期間の短さがスリル、というギャップがいいですね。トロい自分にはムリかなと思っていたら、気づけば7ヶ月で10数篇ほど粗茶を淹れておりました。飲んでくださった皆様有難うございます。  短期間でゼロから書くとなると私の場合、勢いでいてこますほか無いのですが、そうすると素のじぶんに恥ずかしいほど近いようなもの、逆に何コレ? と言うほど果てしなく遠いものが現れたりして、完成度はさておき面白く感じていま

いまのキミはピカピカに光って

↑こちらの続きです。 ◆『拝啓マーシャル』転調  お題は「文芸部」でしたがほぼ無関係に、そのお名前通りに転調してゆく痛快さ。 「2周目」というのは今年某テレビドラマで話題になった「失敗した人生の(タイムワープによる)やり直し」ですね。でもドラマとはやっぱり無関係に、転調さんならではの時も国も軽々跨ぐワードセンスがひたすらに楽しく。全体像がとりとめないものになってしまいそうでならない、通底した音楽(私的にはヒップホップよりも新しめのジャズみたいなイメージ)が其処に流れるよう

追悼。

チバユウスケ氏が亡くなりました。これは盛大なる呟きのようなものです。 昨日、仕事帰りの横浜駅のホームでスマホを開くと、Yahooニュースの通知で「The Birthdayのチバ」だけが見切れた状態でポップアップされた。 でも、なんとなく気づいてしまった。食道ガンの治療で活動休止中なのは知っていたし、Yahooニュースはチバの復帰を速報で知らせてくれるほどロックな媒体じゃない。であれば…。 嫌な予感は当たってしまった。チバユウスケ氏が55歳で死去。信じたくはないが、既に亡

祖母のナイショ話

年の瀬の寒い冬の夜、小学生だった私をぎゅっと抱きしめて、祖母が耳元で内緒話をしてくれました。 「琲音ちゃんだけに教えてあげるけん、みんなには、ゆうたらいけんよ。」 大好きな祖母が、金色に縁取られた前歯を見せながら、クシャクシャって笑っていた顔を、この時期になると思い出します。 今から45年くらい前のことになりますが、祖母の可愛らしい内緒話にお付き合いくださいね。 ***** 私の両親は、瀬戸内海に浮かぶ大三島という、島の出身だ。父母は結婚して、関西で暮らし始めた。

書けないから書きたいへ

 この秋のこと。  娘が、学生向けのタウン誌に、記事を書くことになった。知り合いから頼まれたらしい。それをきいて、わたしまでワクワクした。1コラムまるまるだそうだ。いいなぁ。娘は、イラストが描けるし、デザインを考えるのも得意だ。肝心の文章は…できたら、読んであげたいところだな。  そんなことはすっかり忘れたころ、娘から相談があると、電話が来た。きくと、依頼された、タウン誌の文章が書けない、とのこと。締切はもう過ぎているらしい。悩んで、もう出来ないから、お断りしようかなと言

12月26日〈短歌〉

クリスマスぷらすいちにち冷え込んだ朝にいつもの朝が嬉しい 「これ嫌い」伝え合ってもそこからは恋とか愛は始まらないね 手袋を指から外すそのときに微笑みながら去ってゆく今日

掌編小説 | 海鳥

例えばそれは、三番目に好きな人と、大して盛り上がらないデートをしてしまった日の帰り道のような。そんなもやもやを抱えたまま、私は船に乗っていた。 何もかもが灰色に見える、寂しい港を出発した時には、私の他に乗客はいないと思っていた。デッキを少しだけ歩き、細い入口を通って、むっとする空気が漂う船内に入ると、そこには何組か乗客がいることに気がついた。 私は進行方向を向いて座れる席の、できるだけ近くに人がいない場所を選び、座った。 静かな船内には、船のエンジン音が響く。 やがて緩や

安全と安心

長文ファンの皆様おはようございます。 私は日本社会は「安全」ではなく「安心」を重視し、お金を使い過ぎていると考えています。では「安全」と「安心」の違いは一体なんでしょうか。 定義を調べると 安全→「危険がなく安心なこと。傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難・破損などの心配のないこと」 安心→「気にかかることがなく心が落ち着いていること」 と出てきます。ISO基準などでは安全は「許容できないリスクがないこと」ともされており、測定可能かつ実現達成可能なものだと理解されて

忘却のヒロシとつまらなくなった私

メンバーシップを始めてからメンバーの方にちょくちょく昔の記事を読んでいただけているようで、スキのお知らせと共に懐かしい記事が通知にあがってくるようになった。 嬉しい。とっても嬉しい。ありがとうございます。 そして、それとともにタイトルが通知に表示されて「あー懐かしい。これ、どんなこと書いたんだっけなぁ」と昔の記事を自分で読み返すことも増えた。そこで思ったことがある。 昔の私、おもろいやん...。 これは自画自賛の話ではない。反省である。 私は昔の自分の記事を読んで「最近

2022年の詩10篇

忘れん坊のわたしには、日々のことを書き記しておく、ノートがたくさんあります。それは、すぐにやることノート、自分の身体ノート、素敵な言葉ノート、自分研究ノート、noteのノート、お絵描きノート、父の病院ノート… それらを整理していたら、詩のノートが出てきました。無地の文庫版ほどの大きさ。すっかり、その存在を忘れてましたが、2022年に書いていたらしいです。 先日、noteの詩のマガジンに集めた詩が100篇になりました。正確にいえば、他のマガシンにも詩はあるから、ぴったり10