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隙間時間に親子で取り組める!漢字・語彙力を高めるゲーム

「子どもの漢字力や語彙力を高めたい!」
という保護者の方のために,
ご家庭で隙間時間に気軽に取り組めるゲーム
ご紹介したいと思います。

漢字力と語彙力は繋がっている


ゲームをご紹介する前に,
漢字力と語彙力の相関性についてご説明します。

これまで色々な生徒さんを指導してきましたが,
漢字が苦手な子は,
語彙力も低い傾向があります

言葉は漢字の組み合わせでできていることが多いため,
漢字一つ一つの意味や読みがわからないと,
言葉の意味・読み方を把握できません

例えば,「難易度」という言葉がありますが,
これは「難しい」+「易しい」+「度合い」という
漢字・意味が組み合わさってできています。

「難」は音読みで「なん」,
「易」は音読みで「い」と読みますが,
この読み方がわからないと,
「難易度(なんいど)」
と正しく読むことができません。

漢字が苦手な中学生の生徒さんで,
「難易度」を「ないど」と発音し,
意味を理解できてない子がいました。

周りの人が発音しているのを聞き,
音だけをとらえて「ないど」
と言っていた
ようです。

「難しい」+「易しい」+「度合い」という
漢字・意味が組み合わさっていること,
「難(なん)」という
漢字の読み方がわからないため,
「難易度」の意味・発音が
わからなかったようです。

「雪の宿」というお菓子のことを
「雪のしゅく」と呼んでいる
生徒さんもいました。

「宿」という漢字について,
「宿題」の「しゅく」という
意味・読み方しか知らなかったようです。

「宿」を「やど」と読むことを知らない,
そもそも「やど」の意味がわからない
→「雪の宿」を「雪のやど」と読むことも,
お菓子のコンセプトもわからなかったようです。

漢字が苦手な子は,
「難」は「難しい」,
「宿」は「宿題」というように,
一つの漢字に対して
一つの意味・読みしか知らない 
言葉の意味を連想できないため,
語彙力も低い傾向にある
のです。

漢字を使って文を作ってみよう


漢字・語彙力を高めるために,
漢字を使って自由に文を作ってみましょう

一つの読みではなく,
音読み・訓読み両方のパターンで,
できる限りたくさん文を作成
します。

例えば「宿」という漢字を習ったとしたら,
「宿」を使って,子どもになるべくたくさん
文を作ってもらいましょう。

(例)
宿にとまる。
宿題を終わらせる。
ホテルに宿はくする。

このような取り組みを通して,
一つの漢字に対して,
複数の読み方・意味があることが
理解できる
でしょう。

文をいくつ作れるか,
親子で競う
のもおすすめです。

待ち時間や送迎の車の中で,
ゲーム感覚で親子で競いながら取り組んでいる
といううれしいお声もいただいています。

隙間時間を活用して,
ぜひ親子で取り組んでみてくださいね!

家庭教育・学習のコンサルティングを行っております。
ご興味がある方は,受講相談(無料)より
お気軽にお問い合わせください。

2024.2.20 追記
「先週特にスキを集めた記事」に
選んでいただきました。
ありがとうございます!

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