答えを見て学習するのは良い?悪い?気を付けてほしい3つのポイント
答えを見て学習するのは,効果的なのでしょうか。
答えを見ることに罪悪感があるという方も,
日常的に答えを見ながら学習しているという方も
いらっしゃるでしょう。
私自身,学生時代に
答えを見て学習していましたが,
3つのポイントに気を付けるようにしていました。
この3つのポイントを意識するかどうかで
学習効果が大きく変わってくるので,
皆さんに共有したいと思います。
①まずは自分で考える
答えを見る前に,
まずは自分で考えるようにしましょう。
わからなくても,自分なりにメモや図を描いたり,
手を動かして考えることが大切です。
自分で一歩踏み込んで考える練習をしないと,
いつまで経っても
自力で問題を解く力が身に付きません。
5分でも10分でも,わからないなりに
解法の糸口を探してみましょう。
答えを見る前に一度じっくり考えることで,
何がわからないのかが明確になり,
解説が頭に入りやすくなります。
②きちんと×を付ける
5~10分考えてもわからない場合は,
答えを見ても良いです。
なぜそのような考え方になるのか,
解説を読み解いて理解しましょう。
もし答えを見てもわからない場合は,
先生に質問してください。
答えを見た問題については,
きちんと×を付けて,
赤で答えを書くようにしましょう。
答えを鉛筆で書き写して,
赤ペンで〇を付けるのは止めた方が良いです。
後から見た時に,
自力で解けた問題なのか,
答えを見て考えた(=自力で解けない)問題なのか
区別できなくなってしまうからです。
問題集に×と日付を記録するのもおすすめです。
わからなかった・間違えた問題が一目でわかり,
×の問題に絞って解き直しできるため,
効率的です。
③自力でできるようになるまで解き直す
答えを見た後,答えを閉じて
自力で解けるかチェックしてみましょう。
答えを見て「理解できた!」と思っても,
意外に解けないことがあります。
解き方の手順を
完全に理解できていないということなので,
もう一度答えを見て復習しましょう。
その後,また答えを閉じて,
自力で解けるかトライしてください。
答えを見ずに自力で解けるようになるまで
繰り返し取り組むことが大切です。
その日,自力で問題を解けるようになっても,
時間が経つと忘れてしまうことも多いです。
翌日,3日後,1週間後,
1か月後,模試の前というように,
知識・考え方が定着するまで,
何度でも解き直すようにしましょう。
解答集を最大限に活用しよう
問題が難しくなればなるほど,
答えを研究する
→知識・考え方を自分のものにする
という勉強法は効果を発揮します。
私は特に高校時代,
東大過去問の答えを研究していました。
最初は全く歯が立ちませんでしたが,
解答集から学び,解法の型を身に付け,
それらを組み合わせることで
自力で解ける問題が少しずつ増えていきました。
今回お伝えした3つのポイントに気を付けて,
学習効果を最大化してくださいね!
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