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写真とお絵描きと生き物が好きです🐕🌿 道草植物図鑑

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    身近な植物たちの図鑑です。

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足元のワンダーランド

「雑草という名の草は無い」 日本の植物学の父、牧野富太郎博士はそう言ったそうです。 足元の植物たちが、 「名のない雑草たち」ではなく、 「シロツメクサ」「オオバコ」「ナズナ」 「ハキダメギク」「スズメノカタビラ」 ... というように、 それぞれ別々の植物なんだと ちゃんと分かるようになったのは 私が大学生の時でした。 足元の植物たちの輪郭がくっきりはっきり 見えるようになるにつれ、 なんの変哲もないと思っていた近所の道が、 ワンダーランドに変わってゆきました。 花

    • スベリヒユを食べてみた。

      先日、noteでスベリヒユについて書きました。 そして図鑑を見ているとほぼ必ず目に入る、 「食べられる」「美味しい」「栄養満点」という言葉! 美味しいといったって、野草です。 野菜のように、食用に品種改良されているわけではありません。 正直、言うほど美味しくはないでしょ! というのが、図鑑を読んだ時の私の率直な感想でした。 ただ、スベリヒユはビタミン・ミネラル・オメガ3脂肪酸を多量に含むそうです。 オメガ3脂肪酸は必須脂肪酸で、悪玉コレステロールを減らしたり、血液をサラ

      • 道草植物図鑑No.25「スベリヒユ」

        隣駅までのお出かけ。 涼しかったら、徒歩も楽しい距離です。 だけれども!ゆっくり散歩するにはまだ暑い。 早々に「よし、電車でいこ〜」と決めてしまいました。 仕方がないので、最寄り駅まではてくてく歩きます。 道中ふと目に止まったのは、ぷっくりした葉っぱのあのこ。 最近流行りの多肉植物の一種「スベリヒユ」です! ヤマトシジミが蜜を吸いに来ていました。 電車の時間も気にしなければいけせんが、 「おお〜吸ってる吸ってる」と、 ついじっくり見入ってしまいます。 人が近づい

        • ニフレル散策日記

          一歩でも外に出ると、途端に溶けてしまいそうな毎日ですね。 いつもなら、「あの道は通ったことがないな。新たな植物スポットはあるかな?」 といった感じで、外出は寄り道もプラスで楽しんでいるのですが... つい「寄り道かぁ...」となってしまいます。 汗でベトベトになりながらカメラを持ちたくないという気持ちも相まって、植物撮影よりみち会はお休み気味です。 そんな時、カメラ仲間の方から 「暑くて外での撮影ができないし、この機会に水族館撮影練習に行きませんか?」 とお誘いいただきまし

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          コガネムシ科3種比べてみた。

          最近お庭のオリーブの元気がなかったようで、暑いからかと母が水やりをすると、 「土の中からいっぱい幼虫がでてきた!」 とびっくり。 「え〜、どんなん?」 と植木鉢の中を覗いてみると、 ほんとに大量の幼虫が!!! 多分、カナブン? いや、コガネムシ? ハナムグリっていうのもいるな? そういえば、ああいう緑色の甲虫はみんなカナブンで片付けている。 という事実に気づきました。 ということで、よく名前を聞くコガネムシ科3種の違いを調べて、描いて、比べてみました。 描いてみると、

          コガネムシ科3種比べてみた。

          道草植物図鑑No.24「ヒルザキツキミソウ」

          どんどん日が長くなり、空き地や公園、道端の草たちが青々と背を伸ばし始めました。 色んな虫たちとの遭遇率も高くなって賑やかな季節ですね! 歩道を歩いていると、植枡の中で可愛いお花を見かけました。 ピンク色のカップみたいな形のお花!可愛すぎる! こんなティーカップあったらいいな。 この花の名前は「ヒルザキツキミソウ」。 夜に花を咲かすツキミソウに似ているけれど、昼も咲いているから。 というのが命名の理由だそう。そのまんまの命名です。 ツキミソウもヒルザキツキミソウも、とも

          道草植物図鑑No.24「ヒルザキツキミソウ」

          透き通る光と跳ね返る光

          葉っぱを撮るなら、裏側からがいいと思っていました。 薄曇りの日、ぐいっと腰をそらしてサクラの木を仰ぎ見ると、 葉っぱを通り抜けた優しい光が降り注ぎます。 燦々とした日は、強い光と濃い影のコントラストで葉っぱが活き活きしてみえます。 透ける光は葉っぱの瑞々しさを引き立たせてくれるし、 葉っぱの裏側はステンドグラスみたいに、太陽光の清らかさを際立たせてくれる思うのです。 だから今まで、ツバキみたいな分厚い葉っぱを撮るのを楽しいと思えませんでした。 裏側を覗いてみたって、太

          透き通る光と跳ね返る光

          「写ルンです」と旅に出てみた。

          一目惚れをして、ずっと気になっていたNikonのデジタルカメラ。 ある日一大決心をして、ヨドバシカメラのレジに持って行ったのがだいたい1年前です。 あんな写真を撮ってみたい、こんな写真を撮ってみたいと「シャッタースピード」とか「絞り」とか「ISO感度」とか「露出」とか、一通り言葉を覚えて、操作も馴染んできました。 そして写真が好きになると、他のカメラも気になる存在になっていきます。 私が次に手に取ってみたくなったのが、「写ルンです」! 中学生の時の修学旅行に持って行ったの

          「写ルンです」と旅に出てみた。

          道草植物図鑑No.23「ヒメオドリコソウ」

          テレビのニュースで、全国の学校の卒業式を目にするようになりました。 もう、春ですね🌸 こういうイベントごとがないと、 季節の節目をうっかり素通りしてしまいそうになります。 どこかの見知らぬ学生さんの節目に便乗して、 新しい季節を胸を張って、闊歩していきたい所存。 とりあえず春の草花たちを愛でに行かなければ...! と近くの公園をお散歩しました。 地べたにしゃがみこんで必死にカメラを向ける 不審な人間に、 「綺麗な花、咲いてるねんな!」 と声をかけてくれる優しいおばあち

          道草植物図鑑No.23「ヒメオドリコソウ」

          道草植物図鑑No.22「アメリカネナシカズラ」

          昨年12月、厚着の散歩は少し汗ばむくらい暖かい冬日和のある日。 のんびり河原を散策していました。 すると、視界の端になにやら見慣れぬものが。 ふと目をやると、一面に広がるオレンジ色! なんじゃこりゃ! ちょっとぎょっとしてしまう光景です...。 ビニールのヒモみたいなものがヨモギを締め上げています。 ぱっと見、人工物かと思うような 艶のある鮮やかなヒモですが、 近づいてみると可愛いお花が咲いています。 ヒモの部分の仰々しさとは対照的な、可憐で可愛い花!純白の花束の

          道草植物図鑑No.22「アメリカネナシカズラ」

          道草植物図鑑No.21「ヨモギ」

          このところ朝晩とても冷えて、 道端で目を惹く植物が少なくなってきました。 そんな中でも青々とした葉を繁らせていた植物が、みんなお馴染みのヨモギさん! ヨモギモチや漢方などでよく聞く名前ですね! 道端でもあちこちに生育しています。 あまりにも馴染みすぎていて、気に留めることの少ない植物。 でも考えてみると、みんなに食べられている植物が、道端に生えているというのはなんだか不思議...。 どうしてこんなにもワサワサ生い茂っているのでしょう? ヨモギはもともと中央アジアの乾燥

          道草植物図鑑No.21「ヨモギ」

          天王寺動物園散策日記

          もう使わないからと、むかし譲ってもらったフィルムカメラ。 本体そのものは壊れてしまっていて使えなかったのですが、 最近になって「そういえば、そこに付いてるズームレンズはまだ使えるんじゃない?」と、もう一度引っ張り出してきました。 今使っているカメラに装着してみると、 ちゃんと撮影できそう♫ せっかくなら、それで動物を撮ってみたい!! ということで、さっそく大阪府天王寺区にある天王寺動物園へと足を運んできました。 子供の頃の遠足以来です。 わくわく。 まずはツル舎へ

          天王寺動物園散策日記

          お散歩していたら見つけた葉っぱ。 何者かが這った跡のような模様がある! ナメクジなのかと思いきや、ハモグリバエというハエの幼虫なのだそう。 卵から孵った幼虫が、葉の中を食べながら進んでいく。 別名「ジカキムシ」または「エカキムシ」。 ヒトで言うとカレーの海を泳ぐ感じ? 羨ましい!

          お散歩していたら見つけた葉っぱ。 何者かが這った跡のような模様がある! ナメクジなのかと思いきや、ハモグリバエというハエの幼虫なのだそう。 卵から孵った幼虫が、葉の中を食べながら進んでいく。 別名「ジカキムシ」または「エカキムシ」。 ヒトで言うとカレーの海を泳ぐ感じ? 羨ましい!

          道草植物図鑑No.20「ハキダメギク」

          道路脇の一角に、お星様のような小さなお花がたくさん咲きほころんでいました。 足元が満点の星空のよう。 鮮やかな黄色を縁取る、真っ白なフリルが美しいですよね。 これが1つの花だと思いきや、 じつは小さな花の集まりなのだそうです。 中心は筒状花という黄色い筒状の花の集合体。 周りの5枚の花弁のようなものも、舌状花という花なのです。 こういう花のつき方は、キク科植物の特徴ですね! そういえば「キク科」は英語で「Asteraceae」。 この「Aster」はラテン語で「星」を

          道草植物図鑑No.20「ハキダメギク」

          コミカンソウを生けてみた。

          「ときめいたものだけに囲まれて暮らせば、そこがお城になる」 北欧暮らしの道具店のYoutubeドラマ「ひとりごとエプロン」に出てきたこの言葉で、 最近、自分のお部屋に意識的にときめきを増やすようになりました。 私だけのお城を作るべく、ときめく観葉植物を探していたのですが、 除草される運命にある雑草たち 彼らを生けて飾れば、雑草のお城に住む王様になれます。 それはもう、ときめくに違いないと気づいてしまいました。 ということで、お庭で一際大きく育っているコミカンソウを生け

          コミカンソウを生けてみた。

          道草植物図鑑No.19「セイタカアワダチソウ」

          河原をお散歩していると、高確率で出くわす背の高いあのこ。 見上げるほどに真っ直ぐ、ぐんぐん伸びている。 あっという間にヒトの身長を超すぐらい成長します。 植物って本当にすごいなぁ〜。 そんな、このこのお名前は「セイタカアワダチソウ」 10月ごろに綺麗なレモンイエローの花を咲かせます。 すらっと伸びた背に、空に映える爽やかなイエローの花は、とてもカッコいい! ですが、河川敷や耕作放棄地などが一面真っ黄色になってしまうくらいに大群落をつくっていたりします。 しかもみんな高さ2

          道草植物図鑑No.19「セイタカアワダチソウ」