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日々

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日記ベースの、詩、散文、短歌の文字置き場
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#詩

【詩】目を奪われる宝玉とは限らない

絡みあう茨が隠す 幾重の壁の奥の奥 跳ねる吸気と掠れる呼気 爪割れてなお掻き分ける 剥がれ…

夜長
2年前
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【詩】過ぎた感覚

ひとり、という名の無菌室に慣れたわたしの 目、鼻、耳、記憶の欠片が恋しがる だれか、のいる…

夜長
2年前
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【日常】顎関節、終わらない闘いのうた

少しの躊躇もなく、全身全霊をかけて食いしばる。選択肢などない盲目的な容赦のなさに顎関節の…

夜長
2年前
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【詩】静謐と手をつなぐ

時限爆弾が爆発しそうだから海に行きたいのに、あふれた痛みの影が、冷たい地面に突き刺さって…

夜長
2年前
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【詩】病とは闘うよりも共存したい

夕焼けよりも朝焼けに一日の終わりを突きつけられる それは容赦なく始まる新たな今日 深い紫色…

夜長
2年前
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【散文】閉じた部屋で風は止まない

水饅頭になっちゃった 笑いながら袖を捲られた腕を見て、なるほど、と納得してしまう 一日をベ…

夜長
2年前
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【詩】ずっと持っている

貰い手のない愛情をポケットに押し込んでもっともらしく 空を見上げて「久しぶりの晴れ間ですね」なんて片手を挙げる 熱を出した夜ひとり作った氷の数だけ地図に記した 貰い手のない優しさの隠し場所 すき焼きはコンロの前で立ち食い、Lサイズのピザをシェアしない フォークダンスの輪から外れるわたしが透かし見る カーテン係に立候補しそこねた五時間目 黄色いカーテンにくるまってキスする通過儀礼をし損ねた 午後六時のまま、ひりひりと、佇んでいる

【詩】重たく湿った夏の夜、思い出すのはあの日の家出

冬の冷気 吐く息は白く 水道の蛇口 小さな氷柱が鋭く尖る 沈黙の公園 冷たく錆びたブラン…

夜長
2年前
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