Yomcott「違和感」を考えるメディア
最近の記事
ひとりでは解決できないから、ひとりでも多くの人に知ってほしい。豊かな暮らしの裏側にある現実。【RICE MEDIAトムさん・インタビュー後編】
インタビュー前編では、「1ヶ月プラなし生活」の動画についてトムさんに語ってもらった。後編では、トムさん自身の社会問題に取り組む姿勢という大きなテーマに話が広がった。 「プラなし生活」の次のシリーズとして発表された動画「1週間牛飼い生活」は、牛の幸せを考える牧場「宝牧舎」でトムさんが見習いの牛飼いとして生活する長尺動画だ。 一頭でも多くの家畜が長く命を全うできるように、廃用牛(出産能力が失われ家畜としての役目を終えた牛)を引き取ってお肉として販売している「宝牧舎」。タツさん
プラスチック問題を楽しく伝える人気動画「1ヶ月プラなし生活」はこうして生まれた。【RICE MEDIAトムさん・インタビュー前編】
「社会問題」と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか?地球温暖化、貧困、少子高齢化、ジェンダー不平等…など、挙げればキリがないほどに、私たちは多くの課題に直面している。 社会問題をわかりやすく発信するメディア「RICE MEDIA」を運営するトムさんは、様々な課題に関心を持ちながらも、発信内容の取捨選択を上手に行っている。 社会問題の解決に関わる人を増やしたいという想いから、身近なテーマを中心に発信する「RICE MEDIA」。中でも、「1ヶ月プラなし生活」は総再生数2
マガジン
記事
在日コリアン福祉施設・エルファの転機。中国人帰国者と日本人利用者の受け入れ「共生とは誰もが自分らしくいられる場所のこと」【前編】
京都市南区東九条にあるNPO法人「京都コリアン生活センター エルファ」が2020年、設立から20年の節目を迎えた。エルファは在日コリアンへの福祉サービスを中心に行うNPO法人。エルファを拠点とした、地域での多文化共生事業も広く行っている。設立以降出逢った日本人との関わりに見た「共生」の姿。20年間で転機となった出来事について、同センター南珣賢(ナム・スンヒョン)事務局長に聞いた。後編はこちら。 (聞き手:三井滉大) 中国帰国者との出会い 南事務局長はエルファの1つ目の転機
「LGBTQ+の人権は軽んじられている」当事者が語る法律とパートナーシップ制度の問題点。非当事者は日常で何ができるのか?
OECD諸国で同性愛に対する受容度を比較した時、日本の順位は36ヶ国中25位にランクインする。またLGBTに関する法整備では35ヶ国中、34位だ。日本の法律ではLGBTQ+への権利を保障していなく、ひいてはハラスメントや差別からLGBTQ+の人たちを守れる社会の在り方からはほど遠い。 その中で、2015年に各自治体が同性同士のカップルを婚姻に相当する関係と認め、証明書を発行する制度として同性パートナーシップ制度(以下:パートナーシップ制度)が東京・渋谷区、世田谷区でできた。