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私のための作品集

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私の好きが詰まった、素敵なクリエイターさんたちの作品ばかりを集めた、私のための作品集。少しずつ入れさせていただきます。シリーズものは、冒頭1話や目次、とりわけお気に入りの作品を追…
運営しているクリエイター

#短編小説

秋ピリカグランプリ応募作/短編小説/「紙」

小学生を中心に「紙」という都市伝説が話題になっていた。 妖怪。幽霊。宇宙人。はたまた人間…

渡鳥
4か月前
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【小説】TIME CAPSULE #秋ピリカGP2024

【高宮市立大栄小学校 開校100周年記念式典】 奥田彩乃は、正門の立看板の前で足を止めた。 …

こーた
4か月前
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夕焼けは

 夕焼けは美しい。けれどその赤が鮮やかであるほどなにか不安になる。不吉なことがおこりそう…

チズ
4か月前
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ろくな先生と炭酸水。理科=家庭科。回想録。小説風。

学校の思い出と言えば、よく聞くものはイベント事とテストだろうか。正直イベント事は殆ど覚え…

【短編小説】ヒトリ珈琲

■バニラマカダミア~金田由紀子(45) 消える、ってどんな感じだろう。 夕食をテーブルに並…

ピリカ
5か月前
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【短編小説】旅するチェロ

 ——僕はいったい、何者なのだろう。  僕には今、服がかけられているけど、  物干し竿で…

小説と文鳥
7か月前
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今日も、わたしは あの人の帰りを待つ。

あの人が、わたしの元を去ってから5年になる。 この町の風景も、そして この店も 大きく変わったことはない。 変わってしまったのは、わたし自身なんだろうか。 わたしはあの人のことが今でも大好きだ。 でも、その思い出は 少しずつぼんやりとしたものになっている気がするのだ。 いつかまた、あの人に会える日が来るんだろうか。 ただ、わたしはあの人の言葉を信じている。 「必ずまた戻ってくる。だから待ってて」 ひどいな。 わたしは、約束守ってずっと待っているんだけどな。

ファティマの指|春ピリカグランプリ2023個人賞受賞作|

 ファティマの左手には、薬指がない。  何が起きたのかは、今でもわからない。  此処は、…

青は扉|すーこさまのための小説|企画【あなたのための短編小説、書きます】

こんにちは、樹立夏です。 私設企画【あなたのための短編小説、書きます】season2第一弾、すー…

小説|薔薇垣の聖母子(前)

原罪のとげなき薔薇にかこまれて贄の吾子だく聖母の原罪 「母上ーっ、行ってまいります!」 …

雪華
3年前
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短編小説「1000年目の笑顔」(読了時間8分)「才の祭」参加作品

 その年のクリスマス、サンタクロースからプレゼントをもらった子供はいなかった。世界中で、…

『希望の歌を』

列車「来年」号は懸命に走り続けていました。 12月31日の深夜0時、1月1日の午前0時に間に合う…

マー君
3年前
60

【短編小説】 a fragrant olive

1 マチ子 「あれ?マチ子さん、最近ジョギングでもしてるんですか?」 ある日の昼休み中、…

ぢぇぃ
3年前
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