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【読書暦】1999年に読んだ本

【★☆☆☆☆】ダ メ【★★☆☆☆】普 通【★★★☆☆】面白い【★★★★☆】お薦め【★★★★★】名 作


★★☆☆☆ 「ぼっけえ、きょうてえ」岩井志麻子 角川書店12/24
★★☆☆☆ 「冤罪」藤沢周平 新潮文庫12/21
★★☆☆☆ 「キラーフィスト(殺拳)」新垣清 祥伝社12/13
★★★☆☆ 「M(エム)」馳星周 文藝春秋12/6
★★☆☆☆ 「カムナビ」上・下 梅原克文 角川書店12/4
★★☆☆☆ 「興奮」ディック・フランシス ハヤカワ文庫11/12
★★☆☆☆ 「陰陽寮 弐 怨霊篇」富樫倫太郎 徳間書店11/8
★★☆☆☆ 「夜を待ちながら」北方謙三 幻冬舎11/5
★★☆☆☆ 「陰陽寮 壱 安倍晴明篇」富樫倫太郎 徳間書店10/31
★★☆☆☆ 「ホワイト・ジャズ」ジェイムズ・エルロイ 文春文庫10/22
★★★☆☆ 「LAコンフィデンシャル」上・下 ジェイムズ・エルロイ 文春文庫10/13
★★☆☆☆ 「流沙の塔」上・下 船戸与一 朝日新聞社9/30
★★☆☆☆ 「鉄鼠の檻」京極夏彦 講談社9/15
★★☆☆☆ 「ヴァーチャル・ライト」ウイリアム・ギブスン 角川文庫8/30
★★☆☆☆ 「パラサイト・イヴ」瀬名秀明 角川ホラー文庫8/23
★★☆☆☆ 「鳥葬の山」夢枕貘 文春文庫 8/19
★★★★☆ 「わが母なる暗黒」ジェイムズ・エルロイ 文藝春秋8/17
★★☆☆☆ 「帰って来た紋次郎 最後の峠越え」笹沢左保 新潮社8/8
★★☆☆☆ 「イツロベ」藤木稟 講談社8/5
★★☆☆☆ 「テロリストのパラソル」藤原伊織 講談社文庫8/2
★★☆☆☆ 「柳生烈堂 ~無刀の剣」火坂雅志 祥伝社7/30
★★☆☆☆ 「柳生烈堂 秘剣狩り」火坂雅志 祥伝社7/28
★★☆☆☆ 「ガイア伝説」半村良 主婦の友社7/26
★★☆☆☆ 「柳生烈堂 対決・服部半蔵」火坂雅志 祥伝社7/23
★★☆☆☆ 「柳生烈堂 血風録」火坂雅志 祥伝社7/21
★★☆☆☆ 「柳生烈堂」火坂雅志 祥伝社7/19
★★☆☆☆ 「孤狼の絆」日本冒険作家クラブ編 角川春樹事務所7/18
★★☆☆☆ 「聖餐」石原慎太郎 幻冬舎7/13
★★☆☆☆ 「神々の最後の聖戦」デイヴィッド・イグネイシアス 文春文庫7/10
★★★☆☆ 「ささやく河/彫師伊之助捕物覚え」藤沢周平 新潮文庫6/30
★★★☆☆ 「漆黒の霧の中で/彫師伊之助捕物覚え」藤沢周平 新潮文庫6/27
★★★☆☆ 「消えた女/彫師伊之助捕物覚え」藤沢周平 新潮文庫6/22
★★☆☆☆ 「終わりなき戦い」ジョー・ホールドマン 早川文庫SF6/18
★★☆☆☆ 「グッドラック/戦闘妖精・雪風」神林長平 早川書房6/12
★★☆☆☆ 「中間生命体」テス・ジェリッツェン 角川書店6/4
★★☆☆☆ 「狂骨の夢」京極夏彦 講談社6/1
★★☆☆☆ 「黄金を抱いて翔べ」高村薫 新潮文庫5/23
★★☆☆☆ 「再会」北方謙三 幻冬舎5/16
★★☆☆☆ 「ビッグ・ノーウェア」上・下 ジェイムズ・エルロイ 文春文庫5/13
★★☆☆☆ 「フェアリイ・ランド」ポール・J・マコーリイ 早川書房4/26
★★☆☆☆ 「ブラック・ダリア」ジェイムズ・エルロイ 文春文庫4/11
★★☆☆☆ 「忍びの女」上・下 池波正太郎 講談社文庫4/3
★★☆☆☆ 「バースデイ」鈴木光司 角川書店3/25
★★☆☆☆ 「レディ・ジョーカー」上・下 高村薫 毎日新聞社3/20
★★★★★ 「漂流街」馳星周 徳間書店2/28
★★☆☆☆ 「ライトジーンの遺産」上・下 神林長平 ソノラマ文庫NEXT2/24
★★☆☆☆ 「燃えよ剣」上・下 司馬遼太郎 新潮文庫2/19
★★★☆☆ 「たそがれ清兵衛」藤沢周平 新潮文庫2/11
★★☆☆☆ 「岬一郎の抵抗」一~四 半村良 講談社文庫2/8
★★★☆☆ 「活路」北方謙三 講談社文庫1/31
★★☆☆☆ 「魍魎の匣」京極夏彦 講談社1/24
★★☆☆☆ 「封印のイエス」クリストファー.ナイト/ロバート.トマス 学研1/20
★★☆☆☆ 「魔人伝説」半村良 祥伝社1/12

 丁度この頃、有名になった京極夏彦をしばらく読んでいました。
 彼の本はとにかく分厚く、意外とさらっと読めないしっかりした文体。読みにくいほどではないですが、さくさくとは読み進めませんでした。また、世界観は秀逸なものの全体的にドラマが淡々としているせいか盛り上がりの印象が薄く、最後は読み疲れで面白かったという感情が相殺され、評価が低くなっています。

 京極夏彦の作品は悪くないし嫌いでもありません。端的に言えばとても面白いですが、読むボリュームに対するカタルシスが足りないというか、世界観同様に感動も朧に霞んでいるようなイメージがあります。
 久しぶりにあらすじを読んだら読み直してみたい気持ちもしてきました。ほぼ20年経っているので、自分が思っている以上に読み方が変わっているというか、読んで理解する質が向上し、物語をより深く楽しめるようになっているようなので、もう一度読めば当時よりは楽しめるかも知れません。
 その代わり読み進むペースも落ちているのが問題。(2019/03/18)


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