朝鮮に攻め入った唐入りは 大きな空振りに終わった 秀吉の世は終わりが見えてきたか 天がそう告げているようだ 秋が近づいてきたやもしれぬ 天下は 太閤殿下のものではない ましてや わし家康のものでもない 万民のためにこそある その民をないがしろにした者は 滅びるしかない
わし信長は 安土の城を基に 日ノ本を支配する唯一無二の存在になる 神仏でさえも わが足もとにひれ伏す そなた家康は武田 わしは石山本願寺 上杉 毛利 それらの敵をことごとくなぎ倒した先に まことの覇者だけに許される 光り輝く一筋の道がひらける わしはゆくぞ その覇道を