Yokooo

言葉を紡ぐことが大好きです🌸

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最近の記事

7/9 Things to be happy about

日々の小さな幸せを綴っています。 2023-7/9はこんな感じ🌸 3 何もしない do nothing 英語だと、否定形でなく、肯定形のDoを使うのですね。「何もしないことをする」、「何もしてないことを選択している」、能動的でいいなぁ。 4 ヒョイと出かける going out casually 今日は何もしないと決めていたのに、「季節限定のパンナコッタを食べない?」という夫の誘いにあっさり乗りました。それもまたよし。 I had decided not to do

    • Things to be happy about

      奈良の餅飯殿町商店街にあった古本屋に、よく通った。店名は忘れてしまった。素泊まりだったので、この商店街の2階にある、マンガが大量に置いてあるカフェでモーニングを食べて、その足でこの古本屋に行った。もしくはその先にある、奈良町まで足を延ばすための通り道だったから、足繫く通ったのかもしれない。「かもしれない」というのは、これが30年近く前の話だからだ。(おそらく、このカフェも古本屋ももうないであろう。)その当時は年に2、3回は奈良に訪れ、あらかたの観光名所は行き尽くし、およそガイ

      • 番外編:愛しのアイリッシュ・ブレックファースト

        2009年3月11日~21日 アイルランド紀行  番外編 アイリッシュ・ブレックファースト、 それはアイルランドの楽しみの一つだ。 ベーコン、ソーセージ、プディング、卵料理、焼きトマト、炒めたマッシュルーム……それから薄い食パンを焼いたもの複数枚に好きなジャムを付けて食べる。そして忘れてはならないのは、ポットにたっぷり入った紅茶。ときには気分を変えてコーヒーを。そのほか、バイキング形式で置いてあるシリアルやジュースの中で好みのものを添える。これをしっかり食べると、おやつど

        • ラスト・ギネスとクランベリージュース

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行30 3月20日 晴れ Dublin ホテルの扉を開けると,、朝の川岸の空気がひんやりと頬にあたった。 生まれたての初春の太陽の光は、まだ淡くて弱かった。ケリーのお天気が東へ流れてきたのだろうか。おとといの霧はどこへ行ったのやら、ダブリンはすこぶるよい天気になりそうだ。 ガラガラとトランクを引く音が川岸のデコボコな石畳に響く。前を行く夫は肩からかけるバックがお土産で膨らみ、とても重そうだ。オコンネル橋で右折し、白亜のアイルラン

          最後の夜にアイリッシュ・ダンス

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行29 3月19日 曇り Dublin③ オドナヒューズの主人が紹介してくれてた「ユニコーン」は、ラスト晩餐にふさわしく、美味しいお店であった。でもお値段も素晴らしくよかった。 そして最後の最後に、初日に泊った河沿いのホテルにアイリッシュ・ダンスを見にいった。英国統治されていたころ、アイルランドでは民族ダンスを踊るのは禁止されていたらしい。アイリッシュ・ダンスは、窓の外から見られた時に、踊っていることがわからないように上半身を動

          最後の夜にアイリッシュ・ダンス

          ダブリン そぞろ歩き

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行28 3月19日 曇り Dublin② 世界的遺産に圧倒されてトリニティカレッジを後に、首都をてくてくと歩く。目的はコングの十字架を収蔵した博物館だったが、移転されたのか見つからない。 くたびれ果てた末に、チーフタンズや名だたるアーティストを排出した老舗のパブ「オドナ・ヒューズ」でひと休みすることになった。 壁に張られたポスターや写真はセピア色にあせ、時が沈殿しているような妙に居心地のよいスペースだった。 一見とっつきにくそう

          ダブリン そぞろ歩き

          トリニティカレッジと絢爛・ケルズの書

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行27 3月19日 曇り Dublin① ザ・クラレンスの朝。 5つ星ホテルの朝食はそれなりのお値段だったか、U2ボノが経営するホテルなので、話のネタに食べることになった。 U2のボノ、ボノと繰り返し言っているが、実は熱烈なファンというわけではない。 20年前、チケットがあるというので、さして曲も知らないままにビッグネームにつられてU2のコンサートにいったことがある。水道橋で降りた記憶があるので、おそらく後楽園で開催されたのだと

          トリニティカレッジと絢爛・ケルズの書

          霧のダブリン&U2ボノのホテル

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行26 3月18日 晴天 Killarney - Dingle Peninshura - Dublin⑤ ケリー → ダブリンで使用する航空会社は新しく参入してきた会社らしく、航空運賃が異様に安い。代わりに機内サービスは有料、掃除をせずに前フライトの乗客のゴミもそのまま置いてある場合があると、インターネットにあった。安すぎるので、ひょっとして機体整備も疎かなのでは?と疑念がわいた。 空中に浮いたら逃げ場所のない鉄の固まりに乗るのだ

          霧のダブリン&U2ボノのホテル

          ディングルで安芸の宮島をすすめられる

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行25 3月18日 晴天 Killarney - Dingle Peninshura - Dublin④ スリア岬を抜けディングル半島を東へ回り込んでいくと、山の斜面に蜂の巣小屋(Beehive Settlements)と呼ばれる石の居住遺跡が点在していた。 スケリッグ・マイケルの修道僧たちが住んでいたのも、蜂の巣型の石小屋だったとテレビで紹介されていたので、場所は違えどその気分に触れることができるかしらと寄ってみた。 入口で2

          ディングルで安芸の宮島をすすめられる

          羊と緑野と海だけなのに

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行24 3月18日 晴天 Killarney - Dingle Peninshura - Dublin③ 車に乗り込み、キルマルケダル教会が立つ丘を下っていくと、The Three Sistersが角度を変えて近づいてきた。あの三つ頂きのどれかに上って、春の海を見はるかしたら、どんな気分だろう。 そんな好奇心がむくむくと湧いてくるが、飛行機に間に合わなくなるのでそれはお預け。 やがて車はディングル半島の突端に近い海沿いの道に出て

          羊と緑野と海だけなのに

          ディングルの石たち

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行23 3月18日 晴天 Killarney - Dingle Peninshura - Dublin② きらめくInchの浜辺を惜しみながらディングル半島の奥へと進む。半島と同じ名前の街を抜ける。とてもかわいらしい街だ。 途中、野焼きをしているのか、丘の斜面からモクモクとあがる白煙に春ののどけさを感じているうちに、すっかり道に迷ってしまった。 道案内を見落としたようで、行きつ戻りつ迷いながらも、なんとか有名な石造りの礼拝堂へ

          ディングルの石たち

          ガイドに載ってない海岸 Inchにて

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行22 3月18日 晴天 Killarney - Dingle Peninshura - Dublin① 再び、晴天!!すばらしい。ようやっと自分の中の晴れ女が目覚めたのか。 ケルトと妖精の説話が色濃く残るディングル半島へ、いざ出発だ。 美しいキラーニーに別れを告げて半時、ディングル半島に入るとしばらくは大西洋の入り江と道が並走する。 昨日より空がけぶっているのは春霞のせいだろうか、海の向こうにケリー半島がうっすらと見える。今日

          ガイドに載ってない海岸 Inchにて

          アイリッシュ音楽でパブが揺れる

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行21 3月17日 晴天 Killarney - Ring of Kelly - Killarney③ キラーニーに戻ったときはとっぷり日が暮れていた。 祭りの余韻さめやらず、どのパブも文字通り人でいっぱいで、あふれでた人々は外にしゃがみこんで話している。すでに出来上がった人が高声をあげ、にぎやか極まりない。 喧騒を離れた街外れの海鮮ものに定評のある「GABY」が本日の夕食処。 夫が注文したほたてのグリルが、ことのほか素晴らしく

          アイリッシュ音楽でパブが揺れる

          美しきケリー周遊路

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行20 3月17日 晴天 Killarney - Ring of Kelly - Killarney② ケリー周遊路は本当に美しかった。 山間の緑野に流れる川は青く、川辺には野花が咲き乱れていた。 かと思えば突然に海岸線にでて、入り江の向こうになだらかなディングル半島の姿が見えた。 その入り江が時として狭まり、川と見分けがつかなくなる。青色と大地の緑が、絶妙なコントラストを作り出していた。 「美しいね。」 「本当に美しいね。

          美しきケリー周遊路

          グリーン・セント・パトリック

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行19 3月17日 晴天 Killarney - Ring of Kelly - Killarney①   「曇りときどき晴れ」、これがアイルランドの天気なのだと納得しかけたときに、こつぜんと晴天が訪れた!ひょっとして、セントパトリックデーの奇跡なのだろうか! そう、今日はセント=パトリックデー、聖パトリックの命日だ。 死んだ日がお祭りとは、ちょっと奇異な感じがするがこれも西洋と東洋の死生観の違いからくるのだろうか。 ホテルの部

          グリーン・セント・パトリック

          一番アイルランドらしい風景

          2009年3月11日~21日 アイルランド紀行18 3月16日 曇りときどき晴れ Galway - Cliffs of Moher - Killarney② モハーの断崖をあとにすると、再びなだらかな緑地となり、あの断崖があったのが嘘のようだ。おそらくあの近辺だけが地形的に隆起しているのだ。いったいどのような地殻変動で形成されたのだろうか。 やがて大西洋の波が幾重にも押し寄せる海岸が急に開けた。波が詩うようで、飽かず美しい。 きっと知る人ぞ知る地元の避暑地で、夏になると

          一番アイルランドらしい風景