Things to be happy about
奈良の餅飯殿町商店街にあった古本屋に、よく通った。店名は忘れてしまった。素泊まりだったので、この商店街の2階にある、マンガが大量に置いてあるカフェでモーニングを食べて、その足でこの古本屋に行った。もしくはその先にある、奈良町まで足を延ばすための通り道だったから、足繫く通ったのかもしれない。「かもしれない」というのは、これが30年近く前の話だからだ。(おそらく、このカフェも古本屋ももうないであろう。)その当時は年に2、3回は奈良に訪れ、あらかたの観光名所は行き尽くし、およそガイドには載らないような、でも奈良らしい雰囲気のある場所をほっつき歩いていた。餅飯殿商店街は、そんな場所の一つだった。
その古本屋でたまたま手に取った本が、
バーバラ・アン・キーパーさんの”4001 things to be happy about". 邦題は「昨日よりも、今日よりも」、訳者は歌手の岡村孝子さんである。
筆者の日々の小さな幸せが、箇条書きに書き綴られている。20年間で4001個の幸せ。一つひとつ読んでいて幸せな気持ちになる。私の宝物の一冊である。しかも左ページには日本語、右のページには英語で書かれているので、英語の勉強にもなる。
例えば……
パジャマを着たままの朝ごはん
pajamas at breakfast
まっさらなノート
brand-new notebooks
はたまた、
修羅場 pandemonium
みたいなことも書かれている。陰陽相まって完全と成す的な感じなのだろうか。それもまた好ましい。
自分も日々の幸せを、こんな風に書き綴ろうと思って、早30年くらい経ってしまった。このnoteで、やってみようか。いま英語に真剣に取り組んでいるので、英語付きでやってみようかと、ふと思い立った。
前置きが長くなったが、今日のよきをことを書いてみた。
1 昼下がりの繕い物
sewing in the late afternoon
2 知らなかった作家に興味を持つ
interest in a writer I didn't know