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言葉の宝箱 0882【一流の人というのは、努力を続けられる人なんじゃないか】

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『僕は金(きん)になる』桂望実(祥伝社2018/9/20)

僕が小学六年生の春、両親が離婚した。
家を出たギャンブル好きの父ちゃんは
将棋の天才の姉ちゃんに賭け将棋をやらせて暮らしている。
父ちゃんが「ご立派」と呼ぶ
母ちゃんの元に残された「普通」の僕は非常識で破天荒で、
将棋以外何にもできないくせに、
楽しそうに生きる二人を軽蔑しながらも、どこか羨ましい。
おかしな家族の40年を綴った物語。

・一流の人というのは、努力を続けられる人なんじゃないか P107

・負けても口惜しくないのは、
今日まで努力をしてこなかったからでしょう P112

・自分に期待してたんだ。でも僕は普通の人だった。その他大勢。
それがさ、思っていたより酷くないんだよ。
普通の人生の中にも喜びや、遣り甲斐なんかがあるってわかったからね。
それでも特別な人生には憧れる。格好いいなあって。
もう自分がとは思わないけど、
才能がある人にはその才能を活かして欲しい P115

・そういうもんだと受け入れて、
それでも前に進むしかないんじゃないか P126

・いつまでも同じではいられず、変わってしまうものなのだ。
世の中も人も P156

・トラブルは必ず起こる(略)
そう必ず。人間は完璧じゃないから P184

・お互い様なんだ、結局。
ドジって迷惑を掛けることもあるし、迷惑を掛けられることもある。
それでも世の中は回っている P186

・家族っていうのはやっかいだな(略)
だが家族だからしょうがない P231

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