小さな商い、健やかな生活
小さな商いであることに、愉しみや誇りをもって生活をしています。それはたとえば、ひとつの豆を仕上げて届けるために必要な費用がかさみ始めたとき、小さな店なりの答えを出すということです。
大きな商売であるほど、たった数十円の話であっても、それが何万倍もの出来事になるので、「率」の考えは欠かせません。ところが小さな店であると、それは無限の膨らみではなく、ひとつひとつの具体的な話になります。それだったら、「もう何人か、新しく気に入ってもらえるようにやってみようかな」とか「今いるお客さ