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豆袋の野鳥印(その22)10月『ジョウビタキ(雄)』

「いつものブレンド」の豆袋に押している野鳥印、2024年の10月は雄のジョウビタキです。

ジョウビタキ(雄)

わが家の付近では、毎年10月下旬にやって来て、4月(ちょうど桜が咲く頃)に北方へ帰って行く、冬の渡り鳥です。最近では、北国に帰ることなく、山地や高地に残り続け、国内で繁殖している例も珍しくないようです。

円みのあるフォルムや、お辞儀のように尾羽を振る仕草がとても愛らしく、雌雄共通でオレンジが美しいです。特に雄のジョウビタキは、濃いオレンジの部分が広く、秋冬の町の風景によく似合っているな~と思います。また、シックな黒面と額から首のうしろにかけての銀灰色(まるで銀髪の翁)はたいへん渋く、背中や翼の細やかな模様など、見どころが尽きない、何度見ても嬉しい鳥です。

かわいらしい小鳥ですが、孤高であることも魅力のひとつ。秋に渡って来たあとは、雌雄問わず、それぞれが1羽でナワバリを持ちます。この数年連続して、わが家の裏やぶは雌のジョウビタキのナワバリ。町内を散歩中、「このへんは雄、このへんは雌」と記録をつけたり、「このあたりにいたのは同じ個体か?」「裏やぶの雌は昨年と同じ個体か?」など、深まる思い出も愉しいです。

というわけで、次回11月は雌のジョウビタキ印をつくる予定です。おたのしみに~

ジョウビタキ(雄)の置き物

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