トラウマ級の読書体験!思い出の「読書感想文」
こんにちは、石川由弥子(ゆみこ)です。
夏ですね。
夏になると思い出すのが、読書感想文。
みなさんは読書感想文は得意でしたか?
私の通っていた小学校では、低学年は3枚、高学年は5枚の読書感想文を書くことが決まっていました。
優秀な読書感想文を書いた生徒は賞をもらえ、年末の文集に掲載してもらえます。私は毎年、入賞を目指して頑張っていたのですが、当時の私は読書感想文が苦手でした。
6年生で受賞できたのは良い思い出です。
その時に読んだ本は、乙武洋匡さんの『五体不満足』でした。自分で読みたいと選んだ本だったので、とてもよく覚えています。
当時、乙武さんの『五体不満足』は社会現象になるほどに売れていました。確か、大人向けの本が先に出て、後発で販売された子ども向けの本を読んで書いたと思います。
子どもながらに、「乙武さんの生き方はすごいな」「自分ももっと頑張れるな」と思いました。
そういえば、「読書感想文には課題図書があったな」と思い、過去の作品を調べてみました。
「読書感想文」の本選び
毎年出される課題図書の中から本を選んで書いていたのですが、今見返すと、かなりハートブレイクな本ばかり選んでいました。とはいえ、自分で選んでいなかったと思うので、恐らく母が選んだ作品だったのだと思います。
私だったら絶対に選ばせない、トラウマ級の作品ばかりでした。。
母よ、なぜ…。(ちなみに母は本を読みません)
せっかくなので、トラウマの原因を振り返ってみましょう。
低学年の時に読んだ本
・おばあちゃんがいるといいのにな
【トラウマ度】◎
祖母と同居しており、おばあちゃんっ子だった私は、結末が悲しくて大号泣でした。。低学年にとって重いテーマで、こんな作品を課題図書にしたらアカン、、
・天使のいる教室
【トラウマ度】◎
病気で亡くなった少女が主人公。タイトルからしてフラグ立ってますよね。命の尊さを学ぶには、良いのかもしれない。。しかし、辛かった思い出。
・ハッピーバースデー
【トラウマ度】◎
産んでくれた母に精神的虐待を受けて声が出なくなった少女が主人公。大人になって読み返したんですが、これもツラすぎて。。ハッピーバースデーなんてタイトルですが、ガッツリトラウマ作品です。
高学年の時に読んだ本
・教室
【トラウマ度】◎
表紙からしてトラウマですね。これも確かいじめの話。学級崩壊していく話だったと思います。なぜこの本を読まなければならなかったのか……。
・ヨースケくん
【トラウマ度】×
これは逆に全く内容が思い出せない作品でした。でも表紙で覚えていたのと、ようすけくんという友達がクラスにいたので覚えています。
最初から「希望のある本」を読めばよかった
6年間の読書感想文で書いた本、意外と覚えているものだなあと自分で感心してしまいました。その一方で、それくらい心に衝撃があった本でもあったのだなと思います。
確かに、悲しい話や辛い話って感想が書きやすいと選んでくれたのだと思うのですが、書いてて悲しくて筆が乗らなかったんだろうなぁとしみじみ。心がついていっていないから感想に身が入らない。
対して、入賞を果たした『五体不満足』はプラスの感情で書けたように思います。
「家族を大切にしよう」「命を大切にしよう」「人に優しくしよう」など、学ぶことはたくさんあったと思いますが、残っているのは悲しい感情なので、教育としては失敗な気がします。
今の私が、当時の母と私にアドバイスをするとしたら、「どうせ本を読むならばプラスの感情で読める作品」を選ぶことをおすすめしますね。
当時トラウマ級な作品ばかり読んできて、それでも読書を続ける私のメンタルって一体どうなってるんだろうなんて思いました。
我ながらすごいね!
みなさんは思い出の課題図書はありますか?
ではまた〜