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2024年4月の記事一覧

ソウル旅行(初日②)2024/04/30

ソウル旅行(初日②)2024/04/30

ソウルへ向かう高速鉄道。途中駅から軍服の男の子が数人乗り込んできた。丸メガネの子は手を怪我している。

東大門デザインプラザ。とにかくデカくて異物感があり、洗練されている。東京にもこういう場所があったらよいが国民性として無理だろう。中は美術館や商業施設が入っている。

のど飴を探してコンビニをうろつくも見当たらない。調べると、韓国には薬局しかないらしく、日本のような中間的なドラッグストアは無いらし

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ソウル旅行(初日) 2024/04/30

ソウル旅行(初日) 2024/04/30

目が覚めて、時計を確認すると3時過ぎだった。緊張して早く起き過ぎてしまった。布団の中で4時まで過ごした。

5時台の中央線は座席が埋まるくらいには人が乗っていて、仕事だろうか旅行だろうか、連休中でも社会がトロ火で動いているのを実感する。キオスクが開いておらず、日暮里駅前のコンビニで朝食を買う。車内で食べられず、成田まで空腹で過ごす。

はじめての航空会社。カウンターでチェックインをする形式のようで

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旅行の計画 2024/04/29

旅行の計画 2024/04/29

旅行の計画を立てるというのは、本来はたのしい時間に数えられることが多いけれども、実際はあれこれ心配したり、無限にある選択肢の中をうんうん検討したりで、のめり込み過ぎると段々憂鬱になってくる。精神的に自分に負荷をかけて達成感を味わおうとすら行為は筋トレに近い。スリルの中に身を投じてみる遊びだ。

ところで韓国旅行ではみな両替はどこでしているのだろう。ウォンのレートは国内よりもソウルのほうが良いらしく

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『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』 2024/04/28

『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』 2024/04/28

着替えながらウェザーニュースを開くと最高気温が29度で、クローゼットに一着だけさがっていた半袖のシャツを着る。メモ帳に「衣替え」と控えて電車に乗った。

国立西洋美術館の『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』展は、収蔵品が贅沢に展示に活かされていて、充実の展覧会だった。弓指寛治さんの山谷をテーマにした展示がとてもよかった。館内は隅々まで冷房が効いていて、半袖で来たのは失敗だっ

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「疲れていたんだな」 2024/04/27

「疲れていたんだな」 2024/04/27

やろうと思っていたことが捗らないで寝転んだまま時間だけが経ってしまって、今までだったら後悔に襲われていたようなときに、「疲れていたんだな」と遡って認識して諦めることが増えた。

ベッドに寝転んでしまったり、そのまま昼寝をしてしまったり。今までだったら怠けて過ごした自分を責めて律していただろうが、仕事やら加齢やら、自分に言い訳して許すようになった。今日はそんな一日だった。

30歳を過ぎて、体力も確

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澱 2024/04/25

澱 2024/04/25

昨日風呂で携帯をいじっていると恋人から連絡があった。別れ話かと覚悟しながら電話に出ると、どうやら制作に行き詰まっている様子だった。

最近は作った作品がどうもしっくり来ていないようで、早い話がスランプだった。どうでしょうかと、普段なら絶対に訊いてくることなどないのに、作品の画像を送って感想を尋ねてきた。

作品は彼女の部屋の窓がモチーフで、一目で出来が良くないのがわかった。全体がぼんやりしていて、

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無茶苦茶なこと 2024/04/24

無茶苦茶なこと 2024/04/24

最近は録画した番組を消化することにばかり時間を使っていたが、どうも義務のようで気が休まらなかった。気分を変えようと、HDDの容量が逼迫していることもいったん忘れて、古いDVDを掘り出してみた。

『ごっつええ感じ』が年代ごとにまとめられたそのボックスセットには、コントだけでなくバラエティの企画コーナーも収録されている。昨日見た1996年の盤では、巨大なコリントゲームとピッチングマシーンを用いたゲー

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りりちゃん 2024/04/23

りりちゃん 2024/04/23

「頂き女子りりちゃん」として話題になっていた容疑者に実刑判決が出た。風俗嬢として男性客から金銭を巻き上げ、そのノウハウをマニュアル化して販売した行為が、詐欺罪として認められたということだった。

罪の大きさに対して、懲役9年+罰金800万円という罰が適切なのかどうかはよくわからない。けれども、そもそも罪という不定形なものを時間や金額という数字で評価すること自体ナンセンスともいえる。

事件の報道を

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ハープの話 2024/04/22

ハープの話 2024/04/22

札幌から先輩が遊びに来ていて、東京にいる友達と3人でランチに行った。東京にいる友達も会うのは5年ぶりで、もう随分連絡をとっていなかった。東京駅11時という約束で、先輩はなんとなく会えると思っていたようだったので、こちらからマクドナルド前集合と指示して集まった。友達はしっかり歳を取ってて、先輩は変わらない風貌だった。

銀座方面になんとなく歩きながら、高知のアンテナショップに併設されたレストランに入

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令和の虎 2024/04/21

令和の虎 2024/04/21

どういう話の流れか、観せたいものがあると言って、恋人がYouTubeを再生し始めた。会社で見せられたから貴方にも観て欲しいということらしかった。始まったのは、起業を志すチャレンジャーが事業計画をプレゼンし、投資家が出資を審査するというビジネス番組だった。

チャレンジャーは60手前の物腰柔らかな男性で、着るだけで体力が増強するTシャツを宣伝しに来ていた。Tシャツに付いたパワーストーンが筋肉の凝りを

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『滅相も無い』と『空洞です』 2024/04/20

『滅相も無い』と『空洞です』 2024/04/20

川端(中川大志)は幼い頃から他人に怒れず、恋人から遅刻や不倫などの扱いを繰り返れている。怒れないことを教祖の小澤(堤真一)に相談すると、それは自分が感情を持つことを抑えてしまっているからだとアドバイスされる。意を決して怒る川端。恋人と別れた川端は、すっきりとした表情で「穴」へと入っていく。

驚くべきは、他人に怒れないという悩みを乗り越えた川端には、「穴」に入る理由がないことだ。むしろ、理由がない

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あたらしい日記の書き方 2024/04/19

あたらしい日記の書き方 2024/04/19

左手の爪が、知らぬ間に反対の手に当たっていたようで、右中指の側面から血が出ていた。血を水で洗い流して、めくれた部分を爪切りで切除すると想像以上に面積が広く、試しに触ってみるととても痛い。急いで絆創膏を巻いたが、治るまで数日はかかりそう。どうも今週は疲れが溜まっていて、それは珍しくしっかり働いたからということもあるのだけれども、とにかく今週は仕事が終わってクタクタだ。

キーボードに文字を入力すると

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早起き 2024/04/18

早起き 2024/04/18

布団の中で眠れず、「明日は8:30に絶対起きよう」と声に出して三遍唱え、目覚めたら本当に8:30だった。うつらうつらしてから這い出してもまだ9時で、普段よりも30分も早い。よく眠れておらず頭が痛かった。

空いているうちに用事を済ませようと銀行に行った。空き缶に貯まった小銭を預金しようと窓口に向かうと、「この支店はキャッシュレス支店なので」と断られた。キャッシュレス支店?バカバカしい。体裁よく客に

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洋服を買うようになった 2024/04/17

洋服を買うようになった 2024/04/17

今年に入って、洋服を買うようになった。と、言っても、服くらい買ってたでしょ、と思われるかもしれない。

私はここ5年ほど、なるべくコーディネートを変えないように過ごしていた。うちには同じ白シャツが5枚、スキニーデニムが4枚、夏物のビッグサイズの白Tシャツが8枚あって、ワンシーズンにひとつのコーディネートしか組んでいなかった。ちなみにアウターは冬物が一つ、春秋用が一つ。それに仕事用のジャケットが数着

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