1.楽観主義と悲観主義 世の中をどう見るか?という姿勢を大きく2つに分けると楽観主義と悲観主義になると思います。この記事では、普通の人がどちらの姿勢で生きた方が得かということについて書いてみます。参考文献は「オプティミストはなぜ成功するか」M.セリグマン著 です。 2.楽観主義ではまずい場合はあるのか? 上記の本には、楽観主義を使う際のガイドラインという節が設けられており、例えば「リスクの大きいことを計画する場合、将来の見通しが不確かな時は楽観主義は避ける」方が良いと書かれ
1.残酷な世界 昔の本を読んでいると、その本に関わる人が大変若くしてなくなっていることがあります。例えばローマ時代で悪逆非道な皇帝として有名なネロは30歳で亡くなっています。日本でいえば幕末の志士を育てたことで名高い吉田松陰も29歳で生涯を終えています。だいたいにおいて日本で平均寿命が50歳を超えたのは太平洋戦争後のことなのです。 一方、数年前に「ライフシフト 人生百年時代の人生戦略」という本がベストセラーになったように、現在では少なくとも先進国では80歳を越える寿命が当
1.はじめに ここまで12本記事を書いてきました。主な目的は自分自身の頭の整理と、ライフハック的知識のシェアでした。この記事では、読むと少し世界が変わる本を紹介していきます。 2.本の紹介 ~ 12冊(1)世の中は理不尽にできている 「人生はゲームです」A.スマナサーラ 著 「ブッダが考えたこと―これが最初の仏教だ」宮元啓一 著 「残酷すぎる成功法則」エリック・バーカー 著 「まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」ナシーム・ニコラス・タレブ 著 (2)「幸
1.はじめに ずいぶん長い間私の中でモヤモヤしていた疑問がクッキリと理解できるようになったので、そのきっかけになった本をご紹介します。 『マインドセット「やればできる! 」の研究』キャロル・S・ドゥエック (著)』 草思社刊 です。 2.私がモヤモヤしていたこと 自己啓発の本には2系統が存在すると私は思います。 (1)素晴らしい原理を教えます、これを身につければ幸せになれます系 (2)とにかく行動しましょう、走ってから考えましょう系 これに著者の自慢話
1.はじめに つらい場所、いやな状況ってありますよね。虐めてくる人間がいたり馬鹿にしてくる人間がいたり。苦しくて悲しくてどうしようもない時があると思います。そんなときにどう振る舞うとマシになるかを書いてみます。これはずいぶん昔の私自身へのエールです。 2.逃げ出すのは恥じゃない 第一選択肢は、その場を「逃げ出すこと」です。物理的にその場所から立ち去るのが最善です。闘え、そこでがんばれ、という人もいるかもしれません。でも相手の方が強大であったり、こちらの元気が無い場合も多いと
1.はじめに SNS上の発言とかを見ていると、「成長したい」とか「成長したからこんなに儲かって経済的自由が得られた」なんて言説がいっぱいありますよね。あとアメリカや中国で、ベンチャーで一発当てて二十代で大金持ちになった人の話とか、日本でも様々な形で活躍している人の話を聞くことも多いと思います。励まされる人も多いと思いますし、向上心を刺激されることもあるとおもいますが、焦りやストレスを感じる方も多いと思います。そんなあなたにちょっとだけお話ししたいことがあります。 2.データ
1.はじめに 生きがいが見つからない、人生の目的を見失ったと嘆く人に表題のような問いを考えてみるように勧めることがあります。同名の書籍もありますね(スティーブン・レヴァイン著)。自分にとって大切なものに気づくきっかけとして、とても良い方法だと思いますが、ここでは別な角度でこの問いについて考えてみます。 2.一年は長いか短いか 通常は一年間というのは短い期間であると捉えるため、人生における優先順位を真剣に考えるというのが理屈なのでしょうが、成し遂げたい多くの対象を鑑みるとあま
1.はじめに 学生なら学校で、社会人なら職場で、自分が場違いな存在だと感じることはありませんか?私はたびたびありました。なんか違和感というか、フィットしていないというか。別に大きな問題があるわけではないのだけど、ダルい、みたいな。そんな状態から脱出するヒントを書いてみます。 2.違和感の原因とその解消策 最初に答えを書きます。 「そのままでよろしい、無問題」 えーっ?!ていう抗議の声が聞こえてきますが、これで全てです。なにも解決してないじゃん、って思うかもですが、もう少
1.はじめに この記事は、現在人生がつまらないなぁと感じている人の励ましになればと思って書いています。 さて表題は幕末の志士の一人、高杉晋作の辞世の言葉と言われています。現代語訳をすれば「心の持ちようによって、面白くない世界も面白くすることができるよ」という感じですね。心というフィルターを介して人は世界を見ているのだから、自分でそのフィルターを変えることで見える世界は変わるのだということです。ただこの言葉を聞いただけだと単なる気休めとも感じられます。ではどうしたらよいでし
1.はじめに 説教臭い記事を続けてしまったので(苦笑)、気楽なライフハックについて書いてみようと思います。私は飽きっぽい、怒りっぽい、ガッカリし易い、とロクな性格ではないのですが、それでもなんとか明るく振る舞って生きながらえています。ということで、ガッカリしたときの脱出方法について下記に述べてみます。大した話じゃないので気楽に、どうぞ。 2.ガッカリすると人はどうなるか? ガッカリすると私は動きが鈍ります。布団から出るのも億劫になりますし、外出するのもイヤになります。部屋は
1.はじめに 人間は一生勉強すべし、とは言うものの、実は一度もまともに勉強法を習うことは無いというのが日本の実情だと思います。せいぜい「繰り返してみましょう」とか「真似して書いてみましょう」とかその程度ですよね。本当に記憶力の良い人は、一度教科書を読んだだけで理解して記憶し、応用できるのでしょうけど、そこまで凄い人は世の中にあまりいません。少なくとも私はそうではありません。ということで、ずうっと勉強には悩まされてきた私が勧める勉強法を簡単にまとめます。なお具体的な勉強法につい
1.はじめに 上手に悩めなかった15歳の頃の私に、現在伝えたいことを書いてみます。これからの人生の時間が長い人の参考になれば幸いです。もちろん50歳の人にも役立ちますよ(笑)。 2.上手に悩むための注意 さて15歳の頃の私は、わけもわからず悩んでいました。なにに悩んでいたのかというと「理想の自分」と「現実の自分」のギャップに悩んでいたのです。ありがちですよね。でもほとんどの悩みはここに集約されます。さて上手に悩むためには、いくつかの注意が必要です。 (1)問題を明確にしな
1.はじめに 私は昔から幸せになるためにはどうしたらいいのだろう?と、ぼんやり考えていました。答えはまだ確実なものとして自分の中で消化しきれていませんが、幸せになるために必要な条件だけはわかった気がしますので紹介したいと思います。元ネタは、橘玲著『幸福の「資本」論』です。とても良い本なのでこの記事で興味を持ったら是非お読みください。 2.幸せになるための条件 幸せ、と抽象的に言っても焦点がぼけてしまってなにを追い求めているかわからなくなります。なので一般的に人がどう
1.はじめに 私は若い頃、物事を突き詰めて?考えがちで、心のエネルギーを無駄に消費していました。まあ今でもそういう心のクセが抜けきれていないではないのですが、若干はマシになったと思います。ということで、どうすれば心のエネルギーをセーブして、人生を楽しくすごせるかを書いてみたいと思います。 2.前提条件 前提条件を述べます。 (1)人生は有限な時間で区切られている (2)心の「エネルギー」(意思力、やる気)は有限である (3)人生は理不尽に満ちている まず(
1.はじめに 年齢にかかわらず、また学生や社会人といった立場によらず、人生が上手く行っていないなと感じることはあると思います。そんなときの助けになる処方箋を簡単にまとめてみました。参考にしてもらえれば幸いです。 2.人生が上手く行っていないと感じたときにハマりやすい考え方 人生が上手く行っていないと感じたときにハマりやすい考え方を挙げていきます。下に記した考え方は不幸しか招き入れませんので修正した方が良いです。 (1)すべて自己責任という考え方 全部自分のせ