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勉強について

1.はじめに

 人間は一生勉強すべし、とは言うものの、実は一度もまともに勉強法を習うことは無いというのが日本の実情だと思います。せいぜい「繰り返してみましょう」とか「真似して書いてみましょう」とかその程度ですよね。本当に記憶力の良い人は、一度教科書を読んだだけで理解して記憶し、応用できるのでしょうけど、そこまで凄い人は世の中にあまりいません。少なくとも私はそうではありません。ということで、ずうっと勉強には悩まされてきた私が勧める勉強法を簡単にまとめます。なお具体的な勉強法についての本としては、メンタリストDaiGoさんの「超効率勉強法」が良いです。是非読んで実践してみてください。以下は、DaiGoさんの本とは少し違った角度から述べてみます。

2.やる気の問題

 社会人になって例えば資格試験をパスしなくてはならないと言った場合には動機付けもへったくれも無く、勉強するでしょう。その場合は、勉強法が稚拙であっても、基本的な技術である「繰り返し」とか「問題集を解いて間違ったところを勉強し直す」なんて方法で乗り切ることができます。でも学生時代の勉強は、動機付けが無いとなかなかやる気が続かなくて、ついついゲームをしたり友だちとLINEをしたりしがちです。一番一般的な動機付けとしては、例えば進学や就職に必要だから、成績を上げなくてはいけないからなんてものがあり、それはそれで良いのですがそれでもどうしてもやる気が起こらないときはあるものです。そんな場合にどうしたら対処したらよいかについて3つの切り口を紹介します。

(1)時間を限定する

(2)範囲を限定する

(3)開始タイミングを決める

(1)は一番ありがちですが効く方法?です。一日一時間だけ英語の勉強をする、とかですね。これがもっと短い時間でも全然OKでしょう。勉強法以前の問題ですが、とにかく対象に触れる時間をとらなければ前には進みません。

(2)は、まず対象となっている分野について書かれている教科書を用意します。薄い簡単なものが良いです。まあ学校で配布される物で十分です。それを内容はともかくとして一度目を通してみるのです、目次から最後のページまで。理解できれば良いですし(普通は難しいでしょう)、理解できないところが大部分であっても構いません。大事なことは脳に慣れさせるということです。「ああこんな図があるんだ」なんてことだけでもよくて、とにかく通して最後までパラパラと見てみるのです。時間としてはそうですね、高校生の教科書でしたら1時間くらいでしょうか。大学の教科書なら合計3時間くらいでいいでしょう。これは後で効きますのでお勧めです。脳内におぼろげな残像ができればOKなので、何一つ覚える必要はありません。これを学期の途中にもたまにやってみるのも効果的です。

(3)は、勉強の開始タイミングを固定するということです。習慣化の第一歩ですね。人間はすぐ忘れる動物なので、継続して学習することが大切です。そのときにカギになるのは、なにがあっても午後8時から勉強を開始するといった習慣です。習慣で人生は組み立てられていくので、開始時間だけは守るといった繰り返しを身体にたたき込むのは結構効くのです。やる気とか全く関係なく、とにかく勉強を開始するというのが良いです。

3.とりあえずのまとめ

 具体的な勉強方法については、上に挙げた書籍を参考にすると良いと思いますが、基本的にはなんらかの知識の理解と記憶、そしてそれらの使用ということになるので、実は単純な話です。人間は機械ではないので、なにかを一生懸命勉強しても使わなければ内容を忘れますし、そもそも勉強は疲れます。趣味としていることや楽しいことは飽きずにいつまでも続けられるのにね、と考えた人はセンスが良いです。そのとおりで楽しく没頭できることは、忘れませんし疲れにくいのです。勉強の対象がそのような物になるのが一番簡単な「勉強法」なのですけど、それは机上の勉強だけではなく、取り組む対象が「人生の課題」であっても同じこと、です。好きこそ物の上手なれというのは本当なのです。ということで、どうしても成績を上げなければならないという場合には、対象をゲーム化して楽しもうとする、というのも良い方法です。ご参考までに!

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