マガジンのカバー画像

墨田区を知る・演習科目リサーチレポート

21
2020年度フェリス女学院大学国際交流学部基礎演習履修者による、演習成果です。 今期は、墨田区をリサーチして、コンテンツを作成しています。
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

墨田区横川・株式会社ムラカミ スクリーン印刷

私は、大学の授業で墨田区について学んだ。そして、墨田区にある製造業についてリサーチを行った。それぞれに割り振られた地区の中からより印象に残った企業を詳しく調べるという課題において、私は横川という地域をリサーチすることになった。 私は、墨田区といえばスカイツリーのイメージしかなく、それ以外は下町っぽいところという印象だった。なので、墨田区内の地名はほぼ知らず、今回リサーチした横川は全く知らない土地であった。そんな横川は、墨田区の中央付近に存在する。 横川には、合計31の製造

墨田区は縁の下の力持ち?

いきなりですが、みなさんは墨田区と聞いて何を思い浮かべますか? 私はというと、都内在住でないので原宿や渋谷などの人気のお買い物・観光スポットはピンときますが、墨田区はスカイツリーくらいしか思い浮かぶものがありませんでした。 すみません、、墨田区在住の方、、、。 そんな墨田区の特徴について全く知らなかった私ですが、大学の授業で墨田区の製造業について学ぶ機会がありました。そこで!今回、私が気になった墨田区の企業を一つ選んで紹介したいと思います! ものづくりのまち墨田区墨田

縁もゆかりもない錦糸町商店街に突っ込む

なぜ錦糸町商店街?横浜で生まれてはないが、物心つく前には横浜で生きていた浜っ子が、なぜ錦糸町商店街について深掘りしようとしているのか。 大学で墨田区の製造業について勉強している。グループで話し合うとでた考えが、「墨田区の商店街を通して町工場で働く人々の生活を垣間見る」ということだ。 錦糸町といえば「繁華街」というイメージしかない。しかし、町工場が多い墨田区錦糸町に、今はやりの繁華街というイメージだけを持つのはやめたい。深掘りすれば、昔ながらから根付く人情厚い人々の生活につ

愉快な動物たちが蟻の街・墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみた

こんにちは、パンダです! 今回、演習科目で「墨田区を勝手にコンテンツマーケティングしてみよう」というグループワークが出たので、私たちは”動物になって「蟻の街のマリア」から墨田区をブランディング”してみることにしました。 ツッコミどころが多すぎて申し訳ないのですが、ひとまず「蟻の街のマリア」について簡単に説明させてください。 蟻の街のマリアというのは、1958年に制作された映画で、設定はザックリとこんな感じ。 蟻の街 →現在の隅田公園(の一角) マリア →北原怜子がモ

墨田区で優れたはさみ 「石宏製作所」

はじめに自分は今回調査を行った墨田、ましてや墨田区になんて行ったことがなかった。それゆえに、墨田という地域がどこにあり、そこに何があるかを全く知らなかった。ましてや町工場が実際どんな環境にあるかや町工場でどのような人が働いているかなんて考えたことがなかった。 調査してからは、細い路地や住宅街の一角にこじんまりとした町工場が多かった印象がある。また、ストリートビューでも出会えない町工場や町工場に見えない町工場もあった。しかし、この墨田にはそのような町工場が多いからこそ、この日

押上にはスカイツリーしかないのか

 2012年に東京スカイツリーが開業して以来、注目が高まってきている墨田区の押上地域。近年は、観光業に関心が集まっているが、かつては製造業が押上地域においても重要な役割を担ってきた。今回は押上地域における製造業の特徴と気になった企業、そしてこれから押上地域が目指すべき姿について述べていきたい。 押上地域における製造業の特徴  上記の墨田区のサイトを参考に製造業の特徴をこれから分析していきたい。まず、製造業の企業数とその業種に着目した。表の上段が墨田区全域、下段が押上地域の

たばこと塩の博物館

   この記事を共同で書いているネッコとteruminは、「たばこと塩の博物館」について掘り下げていく。  ネッコにとって、博物館といえば、化石や鉄道、地域の歴史を表す場所というイメージがあった。そのため、「たばこと塩の博物館」という博物館はなんだか新鮮な気がした。  「たばこと塩の博物館」は一体どのような施設であるのかということももちろんだが、墨田区とどういった関係があるのかということを二人の筆者で述べていきたい。 「たばこと塩の博物館」についてまず歴史や展示してあるもの

伝統工芸品を現代に 岩澤硝子

東京スカイツリータウン・ソラマチの5階に墨田区の産業、文化、歴史などを紹介し、実際に商品を購入することができる「産業観光プラザ すみだまち処」をご存じだろうか。先日実際に訪れた際に見つけた硝子のスマホスタンドに惹かれて今回このスマホスタンドの製造元である岩澤硝子株式会社を調べてみようと思う。 墨田区立花にある「岩澤硝子株式会社」 はじめに、江戸川区に隣接している立花にある「岩澤硝子株式会社」について紹介したいと思う。 岩澤硝子は、大正6年より江東区猿江裏町にてガラス製造

昌栄工業から学ぶ

墨田区と私大学の授業で墨田区について調べることになったのだが、正直「墨田区といえば東京スカイツリー」そんなイメージしかなかった。ちなみに私は高所恐怖症であるため東京スカイツリーに登ってみたことはない。歩道橋ですら歩くことが怖い私が、スカイツリーなんて登ったら腰を抜かして動けなくなるだろう。 町工場がたくさん実は墨田区には多くの町工場がある。その町工場も隠れ屋のように密かに存在しているような場所も多くある。秘密基地のような場所も。実際に墨田区を歩いてみて「ここが町工場?」と思

あのTシャツの発祥地 久米繊維工業株式会社

はじめに  墨田区は昔、町工場で栄えていた。しかし現代、町工場は衰退に向かっており、どうにか盛り上げようと町工場の方々は奮闘している。そんな方々の奮闘に少しでも力になれたらと思い、墨田区大平町の町工場を一つ選んで紹介したい。  墨田区太平には38もの製造業者がある。今回は繊維工業に的を絞って探ってみる。中でも私が注目したのは、衣服の製造を行う「久米繊維工業株式会社」だ。久米繊維工業株式会社では、環境に配慮して時代のニーズに合わせた衣服の製造を行なっており、どの中小企業よりも

「玉の肌石鹸」(墨田区緑)

 東京都墨田区といえばイメージされるものは何だろうか。現在はスカイツリーといったイメージが多いかもしれない。しかし墨田区はそれだけではなく、企業や町工場が多くあり、日本のものづくりを支えているといった側面もある。  そして今回私は、墨田区緑というエリアの中の企業の一つである、玉の肌石鹸株式会社について掘り下げていこうと思う。ちなみに墨田区緑は、墨田区の中の下部分に位置している。 1.玉の肌石鹸株式会社と墨田区「玉の肌石鹸株式会社」は名前の通り、石鹸の会社だ。その石鹸会社と

墨田区東向島・山口産業株式会社"なめし皮"

 東京都のものづくりの街である墨田区。今回はその墨田区の中で有名な"なめし皮"という産業を掘り下げてみた。 1、"なめし皮"とは? "なめし"とはもともと皮膚であったものが「革(かわ)」へと変化したものである。そしてこの鞣し(なめし)が盛んな理由として挙げられるのは川が要因である。通常、なめしを作るのには大量の水が必要である。墨田区は江戸時代に墨田川や運河の水利を生かして瓦・染色・材木・鋳物などの地場産業が発達した。それと同時になめし皮も発達したのではないかと筆者は考える。

墨田区業平・森八本舗

 私は今回履修した演習科目で、墨田区の製造業についてリサーチを行った。各自割り当てられたエリアの中で印象に残った企業についてより詳しく掘り下げていくという課題において、私が担当したのは業平という、墨田区の中央部に位置する地域である。​  55社ある業平の製造会社のうち、私が興味をもったのは「株式会社 森八本舗」である。同社は昭和8年に創業された食料品製造会社であり、主に和菓子などの生菓子を製造している会社だ。 昭和8年創業以来、昔ながらの伝統を受け継いだ菓子作りに 新しい

大学生が『石居みさお皮革』を勝手に調査してみた!〜東墨田編〜

今回解説していくのは石居みさお皮革。 東隅田にある企業だが、名前を聞いたことがある人はどれくらいいるだろうか。 ピッグスキン(豚革)を製造している会社で、テレビでも取り上げられたこともあるそうだ。 石居みさお皮革の「みさお」ってだれなんだ? みさお。 みさおって、なんなんだろうか? 社長の名前は、すみだ企業ガイドによると「石居信幸(ノブユキ)」だ。 なぜ、みさおではないのだろうか? 人の名前なのか、それともコンセプトのようなものなのか・・・ クレヨンしんちゃ