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人が他者に好意を抱く理由

「#最近の学び」応募作品の中で「現状維持バイアス」が先週、特にスキを集めたそうです。
皆様の支援のおかげです。
深く感謝いたします。
ありがとうございます。
 
私の好きな言葉をお届けします。

「仕事や人生を楽しむ秘訣について、
 他人と比較しない。
 世間と比較しないこと」
“ About the secret to enjoying work and life, don't compare yourself to others.
Don't compare with the world. ”
(樹木希林)


人が好意を抱く理由


1. 類似性

人は態度、関心、宗教や教育、人格など何らかの点で類似している人に好意を抱く傾向があります。

ハイダーのバランス理論は態度において一貫していることが好意につながることを示唆しています。

具体例を挙げれば、学校のクラブ・サークル活動、学校や職場外の勉強会・ボランティア活動などがありますね。

私の知り合いの方は、職場外の勉強会が出会いのきっかけで意気投合し、プライベートな付き合いを重ね、結婚され今に至っています。


2. 熟知性


ザイアンスは、繰り返し経験する人や事象に対して「好き」という感情が生じることを示し、これを単純接触効果を呼びました。

これは、歌や文字、CMなど日頃なじんだものを好ましく感じる場合がありますね。

ただし、人に関しては会うことで相手に関する知識が増えるほど否定的感情が高まるという実験結果が報告されています。

一方で、見知らぬ相手とより自然な状況で直接会うこと、あるいはチャットを通じて交流した場合は、交流回数は好意感情を醸成することが確認されています。

ただし、単純接触効果が得られるのは少なくとも会って不快でない人に限られます。

代表例を挙げれば、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんでしょう。

オリンピックや世界選手権などの国際大会でも、大勢の日本女性を始めとする観客が客席で応援していたのは今でも記憶に残っています。
また、彼は、他国のフィギュアスケーターからも人気がありましたね。
おそらく、それは同じアスリートとしての彼への尊敬や憧憬を込めた好意なのだと思います。


3. 身体的魅力


他の条件が等しければ、外見の美しさは本来それとは無関係な良い特徴、例えば性格のよさや高所得、高度の社会的スキルなどと結び付けられやすく(光背効果)、人を惹き付けます。

あるデート実験では、男女とも美しい人ほど異性からパートナーとして選択される傾向が強かったです。
また、裁判でも、魅力的な被告はより寛大な判決を受ける傾向があります。

配偶者選好について、男性は女性より身体的魅力の重要度が高く、女性は男性より経済力、年齢差(自分より年上)を重要度が高い傾向があります。
今はどうかわかりませんが、かつて、3高(高身長、高学歴、高収入)の男性がモテるという時代がありましたね。


好きな人とつきあうのに必要なこと


これは、私の考えですが、まず、自分の行動範囲を広げることが必要ですね。

よく、「出会いがない」という言葉を聞きますが、同じ環境または人たち、つまり、自分にとって居心地がよい場所には新しい出会いはありません。
職場以外のサードスペース(趣味・ボランティアなど)に参加してみてはどうでしょうか?

早く結婚をしたいというのであれば、結婚相談所に登録するのもいいと思います。ただし、お金がかかるので、自分が希望するパートナー像はよく考えたほうがいいと思います。

次に、知識・教養を日頃から高めておくこと、コミュニケーション力は必要ですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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