科学的リテラシーを鍛える方法
本日の言葉。
他のあらゆる学識は、
善の意識を持たない者には有害である。
(モンテーニュ)
科学的リテラシーとは?
科学的リテラシーとは、「自然界及び人間の活動によって起こる自然界の変化について理解し、意思決定するために、科学的知識を使用し、課題を明確にし、証拠に基づく結論を導き出す能力」です。
必要な科学的能力として、
①日常生活における様々な状況で科学を用いることを重視していること
科学的な原理や概念の理解にとどまることなく、それらを「生活と健康」、「地球と環境」、「技術」という側面から、日常生活に活用することを重視している。
②科学的プロセスに着目し把握しようしている
科学的現象の記述、説明、予測、科学的探究の理解、科学的証拠と結果の解釈というプロセスに分類し、把握しようとしている。
科学的リテラシーを身に付けることによるメリットとして
何が正しくて何が正しくないかを見極めるのができることです。
身近な例としては、SNSです。
SNSの情報は玉石混交であり、アクセスすることによって、フェイクニュースに騙される人たちが多くいます。
さらに騙されて、間違った情報で健康被害を受けたり、誹謗中傷や闇バイトなどに加担して知らない間に犯罪者になるケースも増えています。
つまり、科学的リテラシーを身に付けることは、自分たちの生命を守るために必要なのです。
科学的リテラシーを鍛える方法
1.仮説検証をする
これは、日々の生活でできることだと思います。
例えば、通勤までのルーティンを考える場合です。
私の場合、身体的にあまり無理ができないので、どのような作業をどのくらいの時間で、かつできるだけ低負荷で達成可能なルーティーンを日々、検証しています。
今は、真冬なので、朝はゆっくり時間をかけて、目標の通勤電車に間に合わなければ次で行こうというふうに方針は立てております。
2.自分の知識や考えをアップデートする
自分の意見を正当化して、他の意見を受け入れない人って結構いるんですよね。
先日、職場で、会議があり、自分の意見を言ったら、会議後、他の職員が、私にわかるように椅子を蹴って「フキハラ」しておりました。
世間のすべての事象は、「仮説」でできているのにね。
0か100かの極端な世界ではなく、限りなくグレーに近い世界で生きているのです。
「あー、こんな意見もあるのですね」と受け入れたら視野が広がるなどお得感満載だし、楽になるのにと心の中でつぶやいておりました。
3.伝聞情報は必ず出所を確認するようにする
私の場合、健康関連の情報は、厚生労働省など公的機関が発信しているHPで確認するようにしています。
例えば、がんの治療情報であれば、「がん情報サービス」https://ganjoho.jp/public/index.htmlホームページから検索するようにしています。
「がん情報サービス」は、国立がん研究センターが運営するサイトです。
サイトには、治療情報だけではなく、病院選びや生活など多くの役に立つ情報を網羅しており、おススメのサイトです。
参考文献
竹内薫「フェイクニュース時代の科学リテラシー超入門」ディスカバー携書
最後まで読んでいただきありがとうございます。