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楽観主義の効果
本日の言葉。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
(稲盛和夫)
方略的楽観主義とは?
「大会があるから前もってたくさん練習しておこう」といったように、将来の結果に対して、積極的にあれこれ考えることはせずに(あまり考えたり、悩んだりしない)、準備や努力を重ねることで成功の可能性を高める方法です。
方略的楽観主義な人は、自然と「以前もできたから次もできる(成功する)」とポジティブに考えることができ、過去の実績よりも高い結果を将来にのぞむという特徴があります。
楽観的になることのメリット
楽観性が高い場合は、目標が達成可能だというポジティブな期待を持つため、誇り、感謝、安堵などなどの情動を持ちます。
楽観性が低い場合は、悪い結果を予測するため、不安、怒り、絶望などのネガティブな感情をもつとされています。
このことは、困難や問題に直面した場合にも当てはまります。
また、楽観性の高い者と低い者との大きな相違点は、その行動の持続性にあることが指摘されています。
楽観性が高いと、目的志向的な行動をあきらめずに継続し、結果的に望んだ結果や目標を達成しやすいと考えられます。
また、楽観性が高い場合は、粘り強く努力を続ける結果、多くの社会的資源や高い地位を得やすいことも指摘され、その結果として高い幸福感を得ることができると言われています。
楽観的になる方法
楽観的になる方法の一つとして、果物や野菜をたくさん食べることです。
グラブスカらは、果物や野菜を食べることと楽観的な性格との関連性を調べた論文を徹底的に探し出し、61の研究を見つけました。
その研究のメタ分析をしたところ、果物や野菜をたくさん摂取する人ほど、楽観的になれることを発見しました。
果物や野菜の摂取が良い理由として、グラブスカらは、抑うつ障害を予防する栄養素をたくさん含んでいるため、果物や野菜をたくさん食べると、悩みが減り、抑うつになりにくくなると述べています。
参考文献:
橋本京子, 子安増生:楽観性とポジティブ志向が幸福感に及ぼす影響. 心理学評論55 : 178~190, 2012
Głąbska D, Guzek D, Groele B, Gutkowska K. : Fruit and Vegetable Intake and Mental Health in Adults: A Systematic Review : Nutrients. 2020 Jan 1;12(1):115. doi: 10.3390/nu12010115.
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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