緊急時の避難対策のはずが避難訓練実施が目的にすり替わると危機意識も薄れていく気がする!
今日は住んでいる地区の合同避難訓練が実施されたので、参加したんですがそのことで感じたことを語ってみたいと思います。(^_^)b
地震や津波や台風に、豪雨災害による河川の氾濫や土砂崩れなどの災害対策が全国の自治体主導で行われていると思うけど、直接被害に遭った地域やその周辺エリア以外の災害対策に関する認識は、相当甘いと思うのですね。
災害に巻き込まれてから初めて「まさか自分が・・・」と、自身が当事者になってしまったときに初めて実感し嘆くことになるわけですが、これって実際の被害に遭っていない人の正直な感想だと思うのです。
私たちも一応、住んでいる地域の災害対策を考えているけれど、地震による津波の襲来なんていうことは、あり得ないだろうと考えている人たちが多いのですよ。🤔
あり得る災害として身近にある危険が台風なんですが、この台風にしてもそこそこの規模や強さの台風が接近しても、あまり驚かないというか慌てもせずに比較的冷静でいる人が多いのが、台風の多い地域の実状だと思います。
なので地域の合同避難訓練を行うときに、災害のテーマとして取りあげられやすいのが、豪雨災害や津波による水位上昇に伴う河川の氾濫で、その河川の氾濫から身を護る緊急避難訓練というパターンなんですよ。(^_^)b
津波にしても地震発生から25分経過後とかの一定時間の猶予があるし、集中豪雨による河川の氾濫や冠水も、瞬時にどうこうというスピードで襲い来るわけじゃないという、根拠の薄い安心感が邪魔をするんですね。😅
地域の公民館長や役員経験者は、重要な自治公民館活動のテーマになっているから啓蒙もされているし、訓練などでの指示行動や主導的立場で訓練にも取り組むので意識は高いのですが、一般の人はそうじゃないのですよ。🤔
そういう意識の欠如した人たちは、避難訓練にも出てこないし避難行動のときの連帯行動も訓練していないので、万一の時が不安ですよね。
特に高齢者で足腰が弱っている人たちに対しては、近隣住民が声がけしながらあらかじめ決めてある担当のお年寄りを、一緒に避難行動が取れるようにアシストすることが求められるわけです。
そういう声かけしながら避難行動に障害のある人を、近所住民でサポートする意識や、緊急時に取るべき行動が身に付いていない人だらけだと、本当に災害が発生した時の被害が相当大きくなるのでは、と心配なんですよね。😅
本日行われた避難訓練に参加した人たちの顔ぶれを見ても、自分一人だけの避難行動がせいぜいで、他の人のサポートまで担えるような人物は限られているわけです。
これは過疎地や限界集落ならもっと切実な問題だと思うけど、若い人が相当住んでいる地域であっても、その若者たちや壮年の働き盛りは仕事に出かけていて緊急避難時には自宅にいないこともあり得るのですね。🤔
男手が在宅のときに災害が起こるわけじゃないので、そういう不在時の緊急避難行動についても、あらかじめ想定して訓練を行うべきだと思うのです。
ただ、こういうことを声高に訴えたとしても「まさか自分が・・・」とか「この地域が被害に遭うことは・・・」などと、どこか人ごとのように感じているからか、緊急性のある課題と受け止めてもらえないのですね。(^_^)b
おそらく、実際に災害に遭ったときに「まさか自分が・・・」なんて口にしながら後悔することになるんでしょう。
本日の避難訓練の参加者だけでなく、指揮系統の要になるはずの消防団員の語り口や態度を見ても、切迫感もなければ説得力もないただの講話で終始してしまい、本当にだいじょうぶなの・・・って、心配になってしまいました。
拡声器を肩から吊しているものの、それを使いもせずに肉声でマスク越しに平常時の語り口で説明するから、高齢者や後ろに並んだ人たちには聞き取りにくいし、緊急避難訓練の趣旨からも外れている言動な感じでしたね。😅
とにかく災害が発生したときには、まず自分の身を護ることを最優先することが重要なので、いのちの危険が迫ったと感じたら躊躇せずに避難行動に移らなければいけません。
そのためにも、どのように行動すればいいのか、どこに向かって逃げるべきなのか、持ち出すものはどう準備しておくのか、などをシミュレーションして万一に備えておくべきだと思います。(^_^)b
そういうことも、護身術の心得ということですね。
ってことで、今回は
「緊急時の避難対策のはずが避難訓練実施が目的にすり替わると危機意識も薄れていく気がする!」という緊急避難訓練に参加して感じたことでした。
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
逃げるのも シミュレーションし のほほんと
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