のほほんと生きることで外柔内剛の強さも身につけられるという処世術の話
のほほんと生きる。
これはこの私が信条にしていることですが
この言葉からどんなイメージが浮かびますか?
たいていの人は「のほほん」について
「のんびりしている」とか「マイペース」
といったイメージが思い浮かぶのではないかと。
でも私にとっての「のほほん」には
そこそこの意味があるんですよ。
ただのんびりしているとか
マイペースで生きるとかだけではない
意味を込めて使っているのです。
心の強さや、生きる上での
柔らかな強かさを表現している
生き方を重ねた言葉なんですよね。
トラブルや災害といった
予期せぬ事態に直面したときに
人は緊張や焦りを感じるものです。
しかし「のほほん」という心境を意識することで
そういったむずかしい状況でも、比較的冷静に
適切な対応をすることができると思うのです。
のほほんと構えることを意識することで
しっかりと準備や対応策を講じることができて
気持ちにも余裕が生じるわけですね。
わかりやすい例では、柳の木ですね。
柳は風に揺られて頼りなげかもしれないけど
実は大木よりも、強い風に耐えられるのです。
硬くて頑丈な大木は、強風をまともに受けて
その激しい風圧に倒されてしまうことがあるのです。
一方で、柳は風に身を任せて揺らぎながらも
そのしなやかさで風の力を受け流せるのですね。
この柳のような、一見すると弱そうだけど
実はその柔軟さゆえに、それが強みになるわけです。
そんな在りようが「のほほん」と生きる姿勢と
重なるのですよ。
強い向かい風に立ちはだかる勇気も必要ですが
向かい風に逆らわずに受け流すことも
ときには必要になってきます。
ここ鹿児島は台風銀座と呼ばれるくらい
台風が頻繁にやって来ますが、それ故の
古くからの言い伝えが残っているんですよ。
それは、強風で窓が割れて
風が入ってきたら、そこを7防ぐよりも
反対側の窓を開けて風の通り道をつくれってこと。
これをせずにいると、窓から入り込んだ風で
屋根を持って行かれる、という教えですね。
いったん割れてしまった窓を防ごうにも
簡単にはいきません。
破れた窓を防ぐには外側からしかないので
応急の対策としては、風の通り道をつくることが
最優先なのだと、古老たちに教えてもらいました。
そんな緊急事態に遭遇したときも
機敏に動きながらも、心構えだけは
のほほんと構える姿勢が大事かな、と。
のほほんと生きることを意識するのは
日常生活だけでなく、災害や非常時にこそ
大事にしたい心構えなのではないかと考える次第。
緊急時や窮地にこそ、人の本性が現れます。
いざというときは、口数の多さより
的確な判断と、果敢な行動ですよね。
ってことで、今回は
「のほほんと生きることで外柔内剛の強さも身につけられるという処世術の話」で「のほほん」と生きることを意識して心に余裕を持ちたいの話。😊
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
崖っぷち 心の余裕 のほほんと
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